こんにちは。くにえです。
2020年、皆様にとってはどのような年だったでしょうか?
全世界で猛威を振るい続けているコロナウィルス。
熊本県を中心とした集中豪雨。
くにえにとっても衝撃的な1年でございました。
我々演劇の世界もやはりコロナの影響は大変なものでした。
2月に国立劇場での「日本舞踊御協会」の舞台以降、軒並み公演等は全て中止。
今振り返ると、再開する目途も全く立たないまま不安と恐怖に押しつぶされそうになった5か月間でした。

(クリックすると大きく表示されます)
8月の歌舞伎座出演のお話を頂いた時の心の底からの喜びを今でも忘れません。
日々一生懸命舞台を努めておりましたが、どこかで「舞台があって当たり前」と考えていた自分に気づきました。
舞台に出演させていただいている喜び。
公演がある幸せ。
演劇・歌舞伎界、清元の為に何かできないかと思い、7月末よりTwitterも始めました。
自分自身の足りない部分を改めて考えることの出来た有意義な1年でもあったと思います。
今一つ発見がありました。
実は数年前より膝の具合が顕著に悪くなっていました(^_^;)
正座で座り続けていた影響で疲労による悪化だと思っていたのですが、舞台の無い自粛期間中も痛みが取れず逆に状態が悪くなる一方でした。
整形外科でMRIを撮ったところ「半月板断裂」「円板状外側半月板」と診断されました。
この「円板状外側半月板」というのは生まれつきのもので、膝のクッションとなる半月板が通常の人の5倍から10倍厚みがあり、膝を曲げると関節が外れるような感覚と痛みを伴うというものです。
小さい時から正座をしていたので今の今まで全く知らずに膝を使っていたということです。
曲げづらい膝を長期間酷使してきたため半月板も痛み、結果「半月板断裂」となってしまったわけです(-_-;)
先天性で不執拗な部位が体内にあるため、このまま正座を続けるなら切除しないと他の部分に影響を及ぼす可能性があるという診断でした。
10月にコロナの影響もあり全く舞台がありませんでした。
術後2~3週間程で正座も出来るということで内視鏡での半月板部分切除の手術を受けた次第です。

病室の写真は母が。
このご時世ですので身内の見舞いも短時間と決められていました。
初手術の上に麻酔も効いていた為、写真撮影をはっきり覚えていません。
どうやらくにえ自身で撮ってくれるようにお願いしたのだとか・・・笑
現在は、まだ手術跡が神経に触ったり、新たな膝関節の接触面が馴れていないために違和感があります(;'∀')
しかし今後のことを考えると良いタイミングだったのではないかと思っております。
2020年のくにえを大まかに書かせていただきました。
今一度。
「2020年、皆様にとってはどのような年だったでしょうか?」
改めて思い返すと悪いことばかりではなく、「新しい発見」や「得られたもの」あると思います。
こんな世の中に日々生活して行く現実があります。
くにえも自分に出来る最大限で「コロナ禍」を渡って行きたいと思いますので来年も変わらずご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
皆様におかれましてもよい年をお迎えくださいませm(_ _)m
清元 國惠太夫