十二月大歌舞伎に出演させていただきます^^

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こんにちは。くにえです。

 

来月12月1日(水)~26日(日)、歌舞伎座に於いて「十二月大歌舞伎」が開催されます。

 

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(クリックすると大きく表示されます)

 

第一部「新版伊達の十役」の大詰に清元が掛かり、くにえも末席に加えさせていただく予定です。

くにえは19日~26日(千穐楽)に出演予定です。
※20日は休演日

 

今回の清元が担当する大詰は新作になります。

 

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台本です。

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舞台で使用する唄本です。

 

 

 

8月以来の歌舞伎座出演、気張ります!^^

宜しくお願い致します(≧▽≦)

 

 

 

 

 

 

清元 國惠太夫

NHK FMラジオ 12月1日放送

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こんにちは。くにえです。

本日、12月1日放送(12月2日再放送)のNHK FMラジオ「邦楽のひととき」の収録をして参りました!

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FMラジオ 邦楽のひととき

清元「鳥さし」「清元榮寿郎作曲 幻お七(抜粋)」

放送日
12月1日(水) 午前11時20分
12月2日(木) 午前5時20分(再放送)

出演

浄瑠璃
清元 清榮太夫  清元 一太夫  清元 國惠太夫

三味線
清元 美三郎  清元 美十郎  清元 美一郎(上)





よろしくお願いいたします!








清元 國惠太夫

八月花形歌舞伎「仇ゆめ」が千穐楽を迎えました!

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こんにちは。くにえです。

 

本日、歌舞伎座「八月花形大歌舞伎」第二部「仇ゆめ」が無事千穐楽を迎えました!

毎日少しづつ変化する役者の皆様の熱演にも感動と笑いがあり、私も末席に居ながらチラチラと観てしまっておりました(笑)

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当月の筋書きと大入り袋です。

今月はオリンピック、災害、コロナ感染増加、猛暑と色々なことがございました。
健康に気をつけ、毎日の検温、同じ時間に同じ舞台を一か月間勤めることはなかなか大変です。

千穐楽を無事迎えられることの噛みしめております。

 

思えば昨年の8月に歌舞伎座公演が再開し1年が過ぎました。
緊急事態宣言などの影響で幾度も公演中止がありましたがここまで繋ぐことが出来ました。
これは出演者をはじめ、多くの歌舞伎公演に携わるスタッフの方々の努力と想いの結晶です。
もちろん多くのお客様のご来場や観劇時のマナーや感染対策に対するご理解ご協力も合わさってのものです。

舞台は「人」が間近で「人」に楽しんで頂くエンターテイメント。
感染リスクを取り沙汰されることも多いのも事実です。

しかし「舞台を作る人」と「舞台を楽しむ人」の心掛け一つで回避することも可能だと思っております。
歌舞伎公演は実際1年以上、コロナと向き合い日々油断なく幕を開けております。

くにえ自身も、今後も変わらぬ心掛けを持ち、舞台を勤めて参る所存でございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

 

来月歌舞伎座「九月大歌舞伎」第一部に清元「須磨の写絵」が掛かります。

くにえは出演致しませんが皆様の変わらぬご愛顧をお願いいたしますm(_ _)m

 

 

 

 

 

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当月「仇ゆめ」の舞台写真です。舞台稽古時に撮影いたしました。

 

 

 

 

 

 

清元 國惠太夫

國惠太夫official websiteリニューアルのお知らせ

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こんにちは。くにえです。

毎日暑い日が続きますが皆さま如何お過ごしでしょうか?

 

この度「國惠太夫official website」をリニューアル致しました!\( 'ω')/

               ↓ ↓ ↓

2021.6_kuniedayu_HP.jpg

(写真をクリックすると國惠太夫official websiteが表示されます)

モバイルにも対応しております!

 

このページは清元を多くの方に認知して頂き、清元を通じて伝統芸能の楽しさがお伝えできればと思い一新いたしました!(≧▽≦)

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と項目を作りました。

内容などは随時更新して参ります!

 

 

 

よろしくお願いいたします!

清元 國惠太夫

八月花形歌舞伎in歌舞伎座に出演させていただきます!

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こんにちは。くにえです。

来月、8月3日~28日に「八月花形歌舞伎」が歌舞伎座に於いて開催されます。

 

 

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(クリックすると大きく表示されます)

清元は第二部「仇ゆめ」と第三部「三社祭」です。

 

くにえは第二部「仇ゆめ」に全日出演させていただく予定です。

 

 

仇ゆめと三社祭の歌詞&解説をアップしております!

ご観劇のお供などにご利用くださいませ!

 

仇ゆめ 解説&歌詞

三社祭 解説&歌詞

 

 

宜しくお願い致します!

 

 

 

 

 

 

 

清元 國惠太夫

清元美治郎師を偲んで

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「あのね。唄の型は一つだけだとダメだよ。引き出しをたくさん作って瞬時に対応しないと踊りの演奏は務まらないからね。」

 

2021年6月4日午前5時5分。お師匠さんは旅立たれました。

 

この世界に入って経験ゼロ、舞台に出れば失敗の連続。

そんな私を見放すことなく数多くの経験の場を与えて下さったのが美治郎師でした。

 

美治郎師は私が師の清元菊輔師のお父様、清元寿國太夫師が「美月太夫」と名乗られていた時代にお名取になられました。

私の同門の大先輩にあたります。

 

その深いご縁もあり寿國太夫師の半世紀程の古い音源や、当時お稽古をしてもらった内容やエピソードを数多く教えていただきました。

また定期開催していた「やのくら音楽会(2008~2010)」に際しても、私の不出来な芸で2時間を超える厳しいお稽古を何度も付けていただきました。

 

「同じ師匠筋、同門で國惠さんはやっているのだから寿國師匠の節だけを覚えるのではなくて、どう唄いたいのか、もっと本質を見なきゃダメだよ。」

「1人が複数人のセリフをこなすのは大変なのは分かるけど、お客様にそれを気づかれちゃいけない。実際の人の会話を考えてごらん。とぎれとぎれの会話なんか無いだろ?」

決して声を荒らげることはせず、しかし的確に細部まで神経の行き届いたお稽古でした。

 

ここでは到底書ききれない思い出や言葉には表すことのできない御恩がたくさんございます。

 

私が歌舞伎でご一緒したのは昨年12月南座での「廓文章」。

舞踊会では今年4月末。

先日もメールがあったばかりです。

 

 

未だに信じられません・・・

 

なにか心の中にぽっかり大きな穴が開いたような感覚・・・

 

 

 

 

 

 

このご時世で大恩ある美治郎師にお悔やみでお会いすることも叶いません。

私の様な者が今回blogを書かせていただいた事、大変恐縮でおこがましいとは思います。

しかしより多くの方の胸に清元美治郎師が生き続けて下されればと、同門として、清元の後輩として、思いを書かせていただきました。

 

心よりご冥福をお祈りすると共に私自身の感謝の意をお師匠さんに述べたいと思います。

 

 

美治郎お師匠さん。本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

清元 國惠太夫

五月大歌舞伎in歌舞伎座 千穐楽を迎えました!

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こんにちは。くにえです。

 

本日、歌舞伎座「五月大歌舞伎」第二部「道行旅路の花聟(落人)」が無事千穐楽を迎えました。

 

劇場は緊急事態宣言を受け今月は初日を11日に変更になり、私もより一層の感染予防を心がけておりました。

 

神経疲れが無いと言えば嘘になります。

が、それ以上に舞台を務められることの嬉しさや幸福感の方が大きく、毎日を油断なく送れるのだと思います。

 

来月も歌舞伎座は清元「夕顔棚」が掛かります。

私は出演いたしませんが、毎日どこかで清元が演奏されていると思うだけでも、今後の活力になります!

 

 

今後とも清元を、歌舞伎を、演劇界を宜しく御贔屓下さいます様、よろしくお願いいたします。

 

 

 

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道行旅路の花聟(落人)の舞台です。

 

相も変わらず歌舞伎座の舞台は迫力と美しさがあります!

 

 

 

 

清元 國惠太夫

夕顔棚 プチ解説&歌詞

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こんにちは。くにえです。

 

今回は清元「夕顔棚」のプチ解説と歌詞をお送りいたします。

 

 

この記事は5~6分ででお読みいただけます。

 

 

 

夕顔棚(ゆうがおだな)

 

 

解 説

 

作詞 川尻清譚(かわじりせいたん)  作曲 清元榮寿郎(作曲時は前名の清元栄次郎) 振付 坂東三津之丞

初演 1951年(昭和26年)3月 歌舞伎座 夜の部 三幕目

 

この曲は英一蝶の「夕顔棚の夕涼み」の図と月岡芳年「月百姿(つきのひゃくし)」の「楽しみは夕顔棚の夕涼み 男はててら 女は二布して」の浮世絵からヒントを得て作られました。

 

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月岡芳年「月百姿(つきのひゃくし)」の一枚

 

初演の配役は

爺   七代目坂東三津五郎

婆   二代目市川猿之助

里の男 二代目市川笑猿

里の娘 三代目市川松蔦

 

演奏は清元志寿太夫師、清元栄次郎師でした。

 

 

舞台は暑い夏の夕暮れ時。

婆さんはお風呂へ入っていて、それを待つ爺さんは夕顔棚の下で一杯始めています。

 

すると近所から盆踊りの音が聞こえてきます。

爺さんは昔は踊りや唄の上手かったこと、案山子を婆さんと間違えて抱き着いてしまったことなど、二人は昔の時分を思い出し懐かしむのでした。

 

そこへ里の若い男女たちがやってきてこの老夫婦を盆踊りのへと誘うのでした。

 

とてもほのぼのとしたコミカルな作品です。

 

初演当初は戦後の爪痕残る時代でした。

古き良き日本の風景や穏やかな平和な日本を取り戻したいという想いもこの作品には随所に見受けられます。

 

 

歌 詞

 

水に写ったあの月影は 合わせ鏡の双面

 

夏の日もいつしか暮れて この里は昼の暑さを忘れ水

河原づたいの涼風に 蚊やりの煙り軒近く

しばし端居の片あぐら

 

「セリフ」

 

汗を流した風呂上り さっぱりとした浴衣がけ

うちわ使いの気も軽く 

 

「セリフ」

 

楽しみは夕顔棚の下涼み 男はててら女はふたの

誰に気兼ねのなか空の 月に浮かれた踊り唄

来るか来るかと焦がれて待てば 河原やなぎの影ばかり

さりとは影ばかり

 

「セリフ」

 

しのび忍びて主待つ夜道 月の影さへ気にかかる

さりとは気にかかる

 

「セリフ」

 

おんな十七 むすめの盛り 誰に見しょとて髪結い上げて

唄が好きだで踊りに行けば 握る手と手が縁のはし

愛しがられてまた逢いたさの 飛んでゆきたい羽根ばたき

ぱっと浮名の立ち姿 案山子をお前と間違えて

抱きついたではないかいな

 

おらら二十の年頃は 鄙(ひな)には稀な やさ男

手振り自慢で踊りに出たら 音頭上手につい打ち込んで

逢う度ごとに登りつめ お閻魔様に願掛けて

離れまいぞの約束を 嘘をついたらこの舌を

抜かれる怖さに添い遂げた

 

「セリフ」

 

機も織るやら 藁砧(わらぎぬた) とんとん拍子 相づちの

更け行くままの夜もすがら 入るさの月の消ゆるまで

賤が手わざの共稼ぎ

 

「セリフ」

 

折から里の若者が 走り遣いに木戸のくち

 

「セリフ」

 

惚れた惚れたが手に手を取れば 言えぬ思いの増すばかり

さりとは増すばかり 言えぬ思いの増すばかり

よい子の良い子のよいやさ

 

「セリフ」

 

仲もよいよい良い夫婦 尽きぬ縁のいつまでも

踊り忘れぬすずめ時

 

「セリフ」

 

惚れた惚れたが手に手を取れば 言えぬ思いの増すばかり

さりとは増すばかり 言えぬ思いの増すばかり

よい子の良い子のよいやさ

 

恋に焦がれて逢瀬を重ね 言えぬ思いの恥ずかしや

さりとは恥ずかしや 言えぬ思いの恥ずかしや

よい子の良い子のよいやさ

お前百までわしゃ九十九まで 尽きぬ縁の共白髪

さりとは共白髪 尽きぬ縁の共白髪

よい子の良い子のよいやさ

 

 

 

参考資料


清元集

演劇界(舞踊名作案内)

国立国会図書館デジタルコレクション

 

 

 

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写真は2015年6月、歌舞伎座「六月大歌舞伎」の夕顔棚の舞台です。

 

 

 

 

 

 

 

 

清元 國惠太夫

清海波 プチ解説&歌詞

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こんにちは。くにえです。

 

今回は清元「清海波」のプチ解説と歌詞をお送りいたします。

 

 

この記事は4~5分ででお読みいただけます。

 

 

 

清海波(せいがいは)

 

 

 

 

解 説

 

作詞 永井素岳  作曲 二世清元梅吉(部分作曲 五世清元延寿太夫)

初演 明治30年(1897年)6月20日、両国中村楼

 

この曲は五世清元延寿太夫名披露目の会で開曲され、素演奏のため本名題はありません

初代清元延寿太夫の定紋が「青海波」だったこと、初代の前名「豊後路清海太夫(ぶんごじきよみだゆう)」を名乗っていたことに因み清元では「清海波」とも書きます。

 

終盤の部分「ヤンラ月の名所・・・」を舟唄と言い、五世延寿太夫が新潟の追分にヒントを得て作曲したと伝わります。

 

 

 東北より順に日本の名高い海の名称を始めとして、神話、七夕などの物語、流行り唄、春夏秋冬の季節などを取り入れた歌詞になっています。

 

 

歌 詞

 

神代より光り輝く日の本や 干珠満珠の世語りを

今に伝えて陸奥(みちのく)の 千賀の塩竈 煙りたつ

霞に明けし松島の 眺めはつきぬ春の日の

潮の干潟をゆく袖に うつす薫りも懐しき

梅の花貝 桜貝 みるめの磯のあかぬなる

花のあと踏む夏山の 筑波が覗く船の中

 

逢瀬の浦の ささめごと いつか浮名も立浪の

うち込んでいる真心に 待つとは恋の謎々も

解けた素顔の夏の富士 清見の沖や三保が崎

まつに本意なき青東風に 憎や葦辺の片男波

その通い路は星合いの 中かけ渡す かささぎの

天の橋立 きれ戸とは 裏表なる播磨潟

汐汲む海女のしるしとて みどりの秋を残したる

恋は昔のうたひもの

 

あら めで鯛は神の代に 赤目と召され そめしより

蛭子の神の釣り上げし 二世の かため の懸鯛に

縁しを繋ぐ諸白髪 若やぐ尉(じょう)と うば玉の

闇の景色は漁火の ちらり ちらちら月の出汐に

網引の声の 節も拍子も一様に

 

ヤンラ月の名所は よそほかに 鳴いて明石の浜千鳥

ヤサホウ ヤサホウ 主に淡路は気にかかる

室の泊りを ソレ松帆の浦よ ヤサホウ エンヤ ヤサホウ エンヤ 面白や

 

波も静かに 青きが原を中にひかえて住吉と 名も高砂の夫婦松

雪にもめげぬ深みどり 栄ゆく家の寿を

なほ幾千代も延ぶるなる 直ぐな心の清元と

めでたく祝ふ泰平の 君が余沢ぞありがたき 

 

 

 

 

 

参考資料
清元全集 清元集 清元五十番

 

 

  

 

 

 

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清元 國惠太夫

三社祭 プチ解説&全曲歌詞

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こんにちは。くにえです。

 

今回は清元「三社祭」のプチ解説と歌詞をお送りいたします。

 

 

この記事は6~7分ででお読みいただけます。

 

 

 

三社祭(さんじゃまつり)

 

 

解 説

 

作詞 二代目瀬川如皐  作曲 初代清元斎兵衛(清元栄治郎説有り)

初演 1832年(天保3年)3月 江戸中村座

 

本名題を「弥生の花浅草祭(やよいのはな あさくさまつり)」と言い、通称を「三社祭」と表します。

かつては登場人物より「善玉悪玉」と言っていました。

題に弥生とあるのは三社祭は元々3月に行われていたことに由来します。

 

 

本来この狂言は

上「神功皇后と武内宿禰」(常磐津)

下「善玉悪玉(三社祭)」(清元)

と分かれていて、上は山車人形として人物の登場する三社祭の場、下は宮戸川で漁をする兄弟の場です。

 

上記の通り、清元の場面は直接お祭りとは関係ない場なのですが、近年単体で上演される事が多くなり「三社祭」の通称が定着したものと考えられます。

 

登場人物は三社祭のルーツである「檜前浜成(ひのくまのはまなり)檜前竹成(ひのくまのたけなり)」の兄弟の漁師です。

※三社祭のルーツの詳しい内容は浅草観光連盟様HPをご覧ください。

 

 

ある日宮戸川(隅田川の一部)で檜前兄弟が漁をしていると空から「善玉」と「悪玉」が乗り移ってしまい、悪玉が昔の悪人たちを語るという筋です。

 

この「善玉」「悪玉」というものは、当時流行した「心学」という一種の道徳思想で、人間の善い行いも悪い行いも「玉」が憑りついて操っているという考えです。

「三社祭」は漁師兄弟が浅草観音を拾い上げた伝説と流行の心学をミックスした当時の最先端をゆくエンターテイメントだったのでしょう!

 

 

 

 

 

歌 詞

 

弥生なかばの花の雲 鐘は上野か浅草の

利生は深き宮戸川 誓ひの網のいにしえや 三社祭の氏子中

 

もれぬ誓ひや網の目に 今日の獲物も信心の

おかげお礼に朝参り 浅草寺の観世音

網の光りは夕鯵や 昼網夜網に凪もよく乗込む

河岸の相場に しけは 生貝生鯛生鰯

なまぐさばんだばさらんだ わびた世界じゃないかいな

そなた思えば七里が灘をのう 命ゃ捨て貝い来たものなしかえ戻ろうよ

捨て貝来たもの命ゃ 命ゃ捨て貝来たものなしかえ戻らうよ

サァサ何んとしょか どしょかいな

撞いてくりゃんな八幡鐘よ 可愛いお人の 人の目をさます

お人の人の可愛い 可愛いお人の 人の目をさます

サァサ何としょか どしょかいな 帰りましょ 待たしゃんせ

憎や烏が啼くいな 斯かる折から虚空より

風なまぐさく身にしむる呆れて暫し両人は 大空きっと見あぐれば

 

「善か悪かの二つの玉」

「あらはれ出でたは」

「こいつは」

「稀有だわえ」

 

あーら 不思議やな 一つ星なら長者にも ならんで出たる二ない星

あらはれ出でたる二つ玉 思ひがけなく落散る風の

ぞっと身に沁みうろたへ伏し悶絶するこそ

悪にとっては 事もおろかや 悪七別当 悪禅師

保元平治に悪源太 梶原源太は梅ケ枝を

蛭の地獄へ落したためしもありとかや

これは昔の物語

それが嫌さに気の毒さに おいらが宗旨はありがたい

弘法大師のいろはにほへと 変わる心はからくり的

北山時雨じゃないけれど 振られて帰る晩もあり それでお宿の首尾もよく

とかく浮世は儘にはならぬ 善に強きは コレ善の綱

牛に曳かれて善悪は 浮かれ拍子の一踊り

 

早い手玉や品玉の 品よく結ぶ玉襷 かけて思ひの玉櫛毛

開けて口惜しき玉手箱 かよふ玉鉾 玉松風の

もとはざざんざで唄えや唄えや うかれ烏の烏羽玉や

うややれ やれやれ そうだぞそうだぞ 声々に

しどもなや

唄うも舞うも 法の奇特に善玉は 消えて跡なく失せにけり

 

 

 

 

参考資料
清元全集 清元集 清元五十番

 

 

 

 

 

 

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清元 國惠太夫