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「神田祭」歌詞 ~四月大歌舞伎〜歌舞伎座バージョン

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「神田祭」歌詞 ~四月大歌舞伎〜歌舞伎座バージョン

ご観劇のお供に是非ご活用下さいませ!

「神田祭」

一歳を今日ぞ祭に当り年 警固手古舞華やかに
飾る桟敷の毛氈も 色に出にけり酒機嫌
神田囃子も勢いよく

祭に対の派手模様 牡丹 釻菊 裏菊の
由縁もちょうど花尽し
祭のなぁ 派手な若い衆が勇みに勇み
身なりを揃えて ヤレ囃せ ソレ囃せ
花山車 手古舞 警固に行列 よんやさ
男伊達じゃの やれこらさ
達引きじゃのと 言うちゃ私に困らせる
色の欲ならこっちでも

常から主の仇な気を 知っていながら女房になって見たいの欲が出て
神や仏を頼まずに 義理もへちまの皮羽織
親分さんのお世話にて 渡りもつけてこれからは
世間構わず人さんの前 はばからず引き寄せて

森の小鴉我はまた 尾羽をからすの羽さえも
なぞとあいつが得手物の ここが木遣りの家の株

ヤァやんれ引け引け よい声かけてエンヤラサ
やっと抱き締め床の中から 小夜着蒲団をなぐりかけ
何でもこっちを向かしゃんせ
ようい ようい よんやな
良い仲同士の恋諍いなら 痴話と口説は何でもかんでも今夜もせ
オォ東雲の明けの鐘 ごんと鳴るので仲直り済んました
ようい ようい よんやな
そよが締めかけ中網
えんや えんやこれは あれはさのえ(神田祭)

引けや引け引け 引くものにとりては
花に霞よ 子の日の小松 初会の盃 馴染みの煙草盆
お洒落娘の袖たもと 下場の履物
内裏女郎の召し物 座頭のまわし 菖蒲に大根
御神木のしめなわ
又も引くものは色々ござる 湯元細工の剣玉ぶりぶり
そさま故なら心の丈を 示し参らせ候べくの
人形 筆売り この首を 長く出したり縮めたり
なんとのろいじゃあろまいか(申酉)

よいよい よんやな よいよいよんやな 
やれよい声 かけろやー(申酉)

ヤァやんれ引け引け よい声かけてエンヤラサ
やっと抱き締め床の中から 小夜着蒲団をなぐりかけ
何でもこっちを向かしゃんせ
ようい ようい よんやな
良い仲同士の恋諍いなら 痴話と口説は何でもかんでも今夜もせ
オォ東雲の明けの鐘 ごんと鳴るので仲直り済んました
ようい ようい よんやな
そよが締めかけ中網
えんや えんやこれは あれはさのえ(神田祭)

2024.3.31現在




2024.4_kabukiza_chirashi.jpg
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七月大歌舞伎 本日千穐楽

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こんにちは。くにえです。

七月大歌舞伎 夜の部「鎌倉八幡宮静の法楽舞」
本日、無事に千穐楽を迎えました!

IMG_4006.jpeg

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写真は舞台稽古時のものです。

IMG_4010.jpeg

大入です。

毎日暑い日が続きましたが連日ほぼ満員の客席^_^

今回は河東節、常磐津節、清元節、竹本、長唄、箏曲、お囃子と大勢の演奏者、並びに役者さんもたくさんお出になり、大変華やかな舞台でした!

私も末席に加えて頂けてとても嬉しく思います。

ありがとうございましたm(_ _)m

清元國惠太夫

「お祭り」(歌詞)壽祝桜四月大歌舞伎~明治座150年~バージョン

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「お祭り」(歌詞)壽祝桜四月大歌舞伎~明治座150年~バージョン


今回は「神田祭」「申酉」のミックスバージョンです(≧▽≦)
ご観劇のお供に是非ご活用くださいませ!



一歳を今日ぞ祭に当り年 警固手古舞華やかに
飾る桟敷の毛氈も 色に出にけり酒機嫌
神田囃子も勢いよく(神田祭)

言わずと知れしお祭りの 形もすっかりそこら中
行き届かせてこぶもなく ここでは一つあそこでは
頭かしらと立てられて ご機嫌じゃのと町内の
家主方も夕日影 風もうれしく戻り道(申酉)

「セリフ」

じたい去年の山帰り 言うは今さら過ぎし秋
初の一座の連れのうち 面白そうな口あいに
好いたが因果 好かれたも こころの二つはないわいな
そのときあいつが口癖に  
諦めて何のかのと ありゃただの人
赤ぼんぶの我々なりゃこそ滅法界に迷いやす
お手が鳴るから 銚子の替わり目と あがってみたれば
お客が三人 庄屋ぽんぽん 狐拳
とぼけた色ではないかいな(申酉)

「セリフ」

祭りのなぁ 派手な若い衆が勇みに勇み
身なりを揃えて ヤレ囃せ ソレ囃せ
花山車 手古舞 警固に行列 よんやさ
男伊達じゃの やれこらさ
達引きじゃのと 言うちゃ私に困らせる

なぞとあいつが得手物の ここが木遣りの家の株(神田祭)

引けや引け引け 引くものにとりては
花に霞よ 子の日の小松 初会の盃 馴染みの煙草盆
お洒落娘の袖たもと 下場の履物
内裏女郎の召し物 座頭のまわし 菖蒲に大根
御神木のしめなわ
又も引くものは色々ござる 湯元細工の剣玉ぶりぶり
そさま故なら心の丈を 示し参らせ候べくの
人形 筆売り この首を 長く出したり縮めたり
なんとのろいじゃあろまいか(申酉)

<三味線合い方>

よいよい よんやな よいよいよんやな 
やれよい声 かけろやー(申酉)

ヤァやんれ引け引け よい声かけてエンヤラサ
やっと抱き締め床の中から 小夜着蒲団をなぐりかけ
何でもこっちを向かしゃんせ
ようい ようい よんやな
良い仲同士の恋諍いなら 痴話と口説は何でもかんでも今夜もせ
オォ東雲の明けの鐘 ごんと鳴るので仲直り済んました
ようい ようい よんやな
そよが締めかけ中網
えんや えんやこれは あれはさのえ(神田祭)



平成中村座「十月大歌舞伎」が千穐楽を迎えました!

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こんにちは。くにえです。


「平成中村座十月大歌舞伎」が本日千穐楽を迎え、第二部「綾の鼓」が無事幕を閉じました。


私は平成中村座には何度か出演させていただいておりますが、いつも新鮮でワクワクします!
他の劇場とは違う雰囲気と空気感。最高です(≧▽≦)






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大入りを頂戴いたしました!



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綾の鼓の舞台です。




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綾の鼓の舞台を花道の鳥屋から。


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舞台を守ってくれた神棚&着到板


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舞台裏(野外)にスタンバイされている唐茄子屋で使用の神輿。




我々清元は本日で役を終えましたが平成中村座は来月も公演を控えております。
ご出演の皆様。来月も駆け抜けて下さいませ!!!\( 'ω')/

清元 國惠太夫

八月花形歌舞伎in歌舞伎座に出演させていただきます!

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こんにちは。くにえです。

来月、8月3日~28日に「八月花形歌舞伎」が歌舞伎座に於いて開催されます。

 

 

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(クリックすると大きく表示されます)

清元は第二部「仇ゆめ」と第三部「三社祭」です。

 

くにえは第二部「仇ゆめ」に全日出演させていただく予定です。

 

 

仇ゆめと三社祭の歌詞&解説をアップしております!

ご観劇のお供などにご利用くださいませ!

 

仇ゆめ 解説&歌詞

三社祭 解説&歌詞

 

 

宜しくお願い致します!

 

 

 

 

 

 

 

清元 國惠太夫

夕顔棚 プチ解説&歌詞

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こんにちは。くにえです。

 

今回は清元「夕顔棚」のプチ解説と歌詞をお送りいたします。

 

 

この記事は5~6分ででお読みいただけます。

 

 

 

夕顔棚(ゆうがおだな)

 

 

解 説

 

作詞 川尻清譚(かわじりせいたん)  作曲 清元榮寿郎(作曲時は前名の清元栄次郎) 振付 坂東三津之丞

初演 1951年(昭和26年)3月 歌舞伎座 夜の部 三幕目

 

この曲は英一蝶の「夕顔棚の夕涼み」の図と月岡芳年「月百姿(つきのひゃくし)」の「楽しみは夕顔棚の夕涼み 男はててら 女は二布して」の浮世絵からヒントを得て作られました。

 

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月岡芳年「月百姿(つきのひゃくし)」の一枚

 

初演の配役は

爺   七代目坂東三津五郎

婆   二代目市川猿之助

里の男 二代目市川笑猿

里の娘 三代目市川松蔦

 

演奏は清元志寿太夫師、清元栄次郎師でした。

 

 

舞台は暑い夏の夕暮れ時。

婆さんはお風呂へ入っていて、それを待つ爺さんは夕顔棚の下で一杯始めています。

 

すると近所から盆踊りの音が聞こえてきます。

爺さんは昔は踊りや唄の上手かったこと、案山子を婆さんと間違えて抱き着いてしまったことなど、二人は昔の時分を思い出し懐かしむのでした。

 

そこへ里の若い男女たちがやってきてこの老夫婦を盆踊りのへと誘うのでした。

 

とてもほのぼのとしたコミカルな作品です。

 

初演当初は戦後の爪痕残る時代でした。

古き良き日本の風景や穏やかな平和な日本を取り戻したいという想いもこの作品には随所に見受けられます。

 

 

歌 詞

 

水に写ったあの月影は 合わせ鏡の双面

 

夏の日もいつしか暮れて この里は昼の暑さを忘れ水

河原づたいの涼風に 蚊やりの煙り軒近く

しばし端居の片あぐら

 

「セリフ」

 

汗を流した風呂上り さっぱりとした浴衣がけ

うちわ使いの気も軽く 

 

「セリフ」

 

楽しみは夕顔棚の下涼み 男はててら女はふたの

誰に気兼ねのなか空の 月に浮かれた踊り唄

来るか来るかと焦がれて待てば 河原やなぎの影ばかり

さりとは影ばかり

 

「セリフ」

 

しのび忍びて主待つ夜道 月の影さへ気にかかる

さりとは気にかかる

 

「セリフ」

 

おんな十七 むすめの盛り 誰に見しょとて髪結い上げて

唄が好きだで踊りに行けば 握る手と手が縁のはし

愛しがられてまた逢いたさの 飛んでゆきたい羽根ばたき

ぱっと浮名の立ち姿 案山子をお前と間違えて

抱きついたではないかいな

 

おらら二十の年頃は 鄙(ひな)には稀な やさ男

手振り自慢で踊りに出たら 音頭上手につい打ち込んで

逢う度ごとに登りつめ お閻魔様に願掛けて

離れまいぞの約束を 嘘をついたらこの舌を

抜かれる怖さに添い遂げた

 

「セリフ」

 

機も織るやら 藁砧(わらぎぬた) とんとん拍子 相づちの

更け行くままの夜もすがら 入るさの月の消ゆるまで

賤が手わざの共稼ぎ

 

「セリフ」

 

折から里の若者が 走り遣いに木戸のくち

 

「セリフ」

 

惚れた惚れたが手に手を取れば 言えぬ思いの増すばかり

さりとは増すばかり 言えぬ思いの増すばかり

よい子の良い子のよいやさ

 

「セリフ」

 

仲もよいよい良い夫婦 尽きぬ縁のいつまでも

踊り忘れぬすずめ時

 

「セリフ」

 

惚れた惚れたが手に手を取れば 言えぬ思いの増すばかり

さりとは増すばかり 言えぬ思いの増すばかり

よい子の良い子のよいやさ

 

恋に焦がれて逢瀬を重ね 言えぬ思いの恥ずかしや

さりとは恥ずかしや 言えぬ思いの恥ずかしや

よい子の良い子のよいやさ

お前百までわしゃ九十九まで 尽きぬ縁の共白髪

さりとは共白髪 尽きぬ縁の共白髪

よい子の良い子のよいやさ

 

 

 

参考資料


清元集

演劇界(舞踊名作案内)

国立国会図書館デジタルコレクション

 

 

 

2015.6_kabukiza_yuugaodana.jpg

写真は2015年6月、歌舞伎座「六月大歌舞伎」の夕顔棚の舞台です。

 

 

 

 

 

 

 

 

清元 國惠太夫

落人 プチ解説&歌詞

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こんにちは。くにえです。
 
今回は清元「落人」の解説&歌詞を書きたいと思います。
 
 
 
 

 

 

この記事は7~8分ででお読みいただけます。

 

 

 

落人(おちうど)

 

 

解 説

 

 

本名題を「道行旅路花聟(みちゆきたびじのはなむこ)」といいます。
1883年(天保4年)3月に江戸河原崎座で初演。
 
「仮名手本忠臣蔵」の大ヒットにより場面を「表裏」で増やし、この落人は三段目の裏と称して「早野勘平」と「腰元お軽」の道行物として上演されました。
 
作詞は三升屋二三治、作曲は初世清元榮次郎(清元斎兵衛、二世清元延寿太夫との説も有り)。

初演時の配役は勘平を七世市川海老蔵、お軽を三世尾上菊五郎、鷺坂伴内を尾上梅五郎です。
 
 
 
勘平とお軽は罪人となって共に落ち延びて行かねばならなくなりました。

塩谷判官(浅野内匠頭)の登城の供として選ばれた勘平でしたが、恋仲であるお軽が逢いに来てしまいます。
途中鷺坂伴内に絡まれてしまいますが何とか切り抜けます。
しかし時間を要してしまい、勘平はお供に遅れてしまうのでした。
 
その塩谷判官は高師直(吉良上野介)を殿中で斬りつけるという事件が発生してしまいます。
 
自らの色事で主君の大切な場に居合わせる事が出来なかったら勘平は大いに悔やみ、自害を試みます。

そこでお軽が説得に努め、一先ず自分の里へと「落ち人」となって道行をする事になるのでした。
 


場面は道行の途中、戸塚の山中です。
 
落ち延びる二人は人目を忍ぶために夜に歩き続けます。
途中松かげで休憩をしながら自分たちの馴れ初めや勘平の自害にはやる行動をお軽は諫めます。

 

 

そこへ江戸よりの追手「鷺坂伴内」らと遭遇し戦いになります。

 

この戦いの部分は「鳥ずくし」の掛け言葉と軽快なリズムが聴きどころです。
(※下記の歌詞に掛かっている言葉も色を変えて掲載しますのでご参照ください!)
 
無事伴内らを追い返し、二人は旅を急ぐのでした。
 

 

 

ちなみに舞台では美しく観えるようにライトを煌々とつけておりますが、話の筋では夜中から明け方にかけての時間帯です(笑)
 
 
 
 
 
 
 

歌 詞

 
 
 
 

落人も見るかや野辺に若草の すすき尾花はなけれども
世を忍び路の旅衣 着つつ馴れにし振袖も
どこやら知れる人目をば かくせど色香梅が花
散りてもあとの花のなか いつか故郷へ帰る雁
まだはだ寒き春風に 柳の都 後に見て
気も戸塚はと吉田ばし 墨絵の筆に夜の富士
よそめにそれと影くらき 鳥のねぐらを辿り来る

 
勘平「鎌倉を出でてようようと ここは戸塚の山中 石高道で足は痛みはせぬかや」
お軽「何の まあそれよりは まだ行先が思はれて」
勘平「そうであろう 昼は人目をはばかる故」
お軽「幸い ここの松かげで」
勘平「暫しがうちの足休め」
お軽「ほんにそれが よかろうわいなぁ」
 
 
何もわけ無き うさはらし 憂きが中にも旅の空
初ほととぎす明近く
 
色で逢いしも昨日今日 かたい屋敷の御奉公
あの奥様のお使いが 二人がえんやの御家来で
その悪縁か白猿に よう似た顔の錦絵の
こんな縁しが唐紙の 鴛鴦(おし)の番(つがい)の楽しみに
 
泊り泊りの旅籠やで ほんの旅寝の仮枕
嬉しい仲じゃないかいな 空定めなき花曇り
暗きこの身のくり言は 恋に心を奪はれて
お家の大事と聞いたとき 重きこの身の罪科と
かこち涙に目もうるむ
 
 
勘平「よくよく思へば後先のわきまえもなく ここ迄は来たれども 主君の大事をよそにして
   この勘平はと ても生きては居られぬ身の上 其方は言はば女子の事 
   死後の弔ひ頼むぞや お軽さらばじゃ」
お軽「アレまたその様な事言はしゃんすか 私故にお前の不忠 それがすまぬと死なしゃんしたら
   わたしも死ぬるその時は アレ二人心中じゃと 誰がお前を褒めますぞぇ
   サぁここの道理を聞き分て ひとまず私が在所へ来て下さんせ 父さんも母さんも
   それはそれは頼もしいお方 もうこうなったが 因果じゃと諦めて
   女房の言ふ事も ちっとは聞いて呉れたがよいわいなぁ」
 
 
それ其時の うろたえ者には誰がした みんなわたしがこころから
死ぬるその身を長らえて 思ひ直して親里へ 連れて夫婦が身を忍び
野暮な田舎の暮しには 機も織りそろ賃仕事 常の女子と言はれても 取乱したる真実が
やがて届いて山崎の ほんに私がある故に 今のお前の憂き難儀 堪忍してとばかりにて
人目なければ寄り添うて 言葉に色をや含むらん
 
 
勘平「成程聞き届けた それ程迄に思うて呉れるそちが親切 ひとまず立ち越え
   時節を待ってお詫びせん」
お軽「そんなら聞き届けて下さんすか」
勘平「さぁ仕度しやれ」
お軽「アイ」
 
 
身ごしらえするその所へ
 
 
伴内「見付けた おぉ お軽も居るな やーやー勘平
   うぬが主人の塩谷判官高貞と おらが旦那の師直公と
   何か殿中でべっちゃくちゃ くっちゃくちゃと話合するその中に
   ちいちゃ刀をちょいと抜いてちょいと斬った科によって
   屋敷は閉門網乗物にて エッサッサ エッサッサ エッサエッサエッサッサと
   ぼっ帰してしもうた
 
   さあこれ烏(からす)鶉翻(うずらばん)
   さあこれからは うぬが番
   お鴨をこっちへ鳩鷺(はとさぎ)葭切(よしきり)
   お軽(かる鴨)をこっちへ 渡さば良し
   ひわだ雁(がん)だと孔雀が最後
   嫌だ何だとぬかすが最後
   とっ捕めっちゃ ひっ捕めっちゃ
   やりゃあしょねえが返答は さっ さっ さっさっ さささささ・・・
   勘平返事は丹頂丹頂(たんちょうたんちょう)」
        何と何と
 
 
丹頂丹頂と呼ばわったり
勘平ふふっと吹きいだし
 
 
勘平「よい所へ鷺坂伴内 おのれ一羽で食い足らねど 勘平が腕の細ねぶか
   料理あんばい 喰うてみよえぇ」
 
 
大手を拡げて立ったりける
 
 
伴内「えぇ 七面鳥な もちで捕れ」
      しち面倒くさい
花四天「どっこい」
 
 
桜さくらという名に惚れて どっこいやらぬはそりゃ何故に
所詮お手には入らぬが花よ そりゃこそ見たばかり
それでは色にはならぬぞへ 桃か桃かと色香に惚れて
どっこいやらぬはそりゃ何故に 所詮まままにはならぬが風よ
そりゃこそ他愛ない それでは色にはならぬぞ へ
 
 
勘平「さぁこうなったらこっちのもの 耳から斬ろか 鼻からそごうか
   えぇもう一層の事に」
お軽「あ もしっ そいつ殺さばお詫びの邪魔 もうよいわいなぁ」
伴内「へへ もうよいわいなぁ」
 
 
口の減らない鷺坂は 腰を抱えてコソコソと 命からがら逃げてゆく
 
 
勘平「彼を殺さば 不忠の上に重なる罪科 
   最早明け方」
お軽「アレ山の端の」
勘平「東がしらむ」
二人「横雲に」
 
 
塒をはなれ鳴くからす 可愛い可愛いの女夫づれ
先は急げど心は後へ お家の安否如何ぞと
案じゆくこそ道理なれ
 
 
 
 
 

参考資料
清元全集 清元集 清元五十番

 

 

 

 

YouTubeチャンネル「清元pockets」にも落人のお手軽動画をアップしております!

youtube_kiyomotopockets_0chiudo.jpg

(画像をクリックするとYouTube「落人」に飛びます)

 

また

「清元pockets」公式インスタグラムもございます!(≧▽≦)

是非ともフォローをよろしくお願いいたします

 

 

 

 

清元 國惠太夫

廓文章・吉田屋(夕霧)プチ解説&歌詞

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こんにちは。くにえです。

 

来月京都南座に於いて「吉例顔見世興行」が開催されます。

その第三部に竹本・清元「廓文章・吉田屋」が掛かります。

(吉例顔見世興行の詳細は國惠太夫blog「京都南座 吉例顔見世興行」をご覧ください)

 

 

今回は「廓文章・吉田屋」の清元の箇所の解説と歌詞を書きたいと思います(^O^)

 

浄瑠璃は母音を伸ばしたり「節付け」があります。

そのため耳だけでとらえるのはなかなか難しい箇所もございます。

 

 

6~8分で読んでいただけると思います。

歌詞もサクッとお読みいただくだけで舞台の概要や雰囲気をより一層楽しんで頂けると思います!

また江戸風俗、古語、清元を学ぶ際のちょっとしたお役に立てれば幸いでございます!

 

是非ともご活用くださいませ\( 'ω')/

 

 

 

 

解 説

 

清元での本名題は「春夜障子梅(はるのよしょうじのうめ)」と言います。

芝居などで竹本連中と掛合の場合は「廓文章」と表現する場合がほとんどです。

これは元々は義太夫の「廓文章」の「吉田屋の場」を清元の前身である「富本節」に作曲しなおした為です。(のち清元へ移調されました。)

これも清元では「吉田屋」「夕霧」と、少し違う通称をします。

 

初演は天明4年(1784年)正月(江戸森田座)。

ちなみにこの天明は、現在の福岡県志賀島で金印が発見されたり、数年に渡り「天明の大飢饉」が起こったり、浅間山の噴火と当時の民衆にも大きな出来事は数多くあった時代だった様です。

 

作詞は近松門左衛門(義太夫時の作者)、作曲は佐々木市四郎、初演の浄瑠璃は富本斎宮太夫です。

初演の伊左衛門は四世松本幸四郎、夕霧は三枡徳次郎。

高麗屋さんにとってもとても縁の深い演目なのです)^o^(

 

 

「清元」になってからの初演は文久3年(1863年)9月(江戸中村座)です。

 

 

 

登場人物の「夕霧太夫」は大阪の新町の実在した人物です。

江戸の「高尾太夫」京都の「吉野太夫」そして大阪の「夕霧太夫」と並び称されたほどの名妓だったようです。

京都島原にあった「扇屋」に在籍し、お店の移転と共に大阪新町へ。

その後、延宝6年(1678年)に27歳で没したと記録にあります。

 

 

芝居の内容は

親に勘当され、紙で出来た着物(紙子)を着なくてはならない程落ちぶれた伊左衛門。

夕霧の居る吉田屋を訪れ、主人の喜左衛門に昔馴染みで部屋へ通してもらえるが、どうやら当の夕霧は他の客と遊んでいるらしい。

床の間にある三味線を取って、奥座敷から聞こえてくる音と共に嫉妬と怒りを「ゆかりの月」の唄で表します。

 

それを知った夕霧は伊左衛門の所へ走り寄って嬉し涙を流しますが、伊左衛門は「万歳傾城」とののしって足蹴にします。

夕霧は伊左衛門の誤解を悲しみ、寝ても覚めても思い続けて病気も患ってしまったことを訴え、

そこへ扇屋主人喜左衛門と女房おさきが来て、伊左衛門の勘当が許され、夕霧を見受けする手続きも無事終わった旨を告げます。

めでたしめでたし、で終わります( ´艸`)

 

 

清元の「くどき」といわれる夕霧の心情を語る箇所などが聴きどころとなっております!^^


また我々の座っている山台は「隣のお座敷」という設定です。

どこからともなく三味線や唄が聴こえてくるという日本古来のルール「暗黙の了解」の成立する「他所事浄瑠璃(よそごとじょうるり)」の作品でもあります\(^o^)/

 

 

歌 詞

 

後には一人うたたねの 寝ても寝られぬ置炬燵

掛ける布団の肌寒く

 

「セリフ」

 

奥の様子を伊左衛門 腹立まぎれ床の間の 三味線引きよせ調子さへ

合はばどうしてこうしてと 胸は二上り三下り

唄のしょうがに合の手や 可愛い男に逢坂の

関よりつらい世のならい

 

「セリフ」

 

思はぬ人に堰き留められて 今は野澤の一つ水

 

「セリフ」

 

済まぬ心の中にも暫し 澄むはゆかりの月の影

無残やな夕霧は 流れの昔なつかしき

夫の音締め身にこたえ 飛び立つ心奥の間の

首尾が朽ちせぬえんと縁 胸と心の間の山 間の襖の工合よく

明暮恋しい夫の顔 見るに嬉しく走り寄り

抱きついたるきりぎりす 泣くより外の事ぞなき

 

「セリフ」

 

とうに死ぬるはずなれど 今日まで命 長らえしも

神仏の控え綱 これ 懐かしゅうはないかいな

顔が見とはないかいなと 

揺り起こし 揺り起こし 抱き起こせば

 

「セリフ」

 

通りゃと言ひければ

 

「セリフ」

 

誠にめでとうさむらいける

 

「しかも足駄はいて蹴るやら」

 

年立ち返る足駄(あしだ)にて 誠にめでたうさむらひける

 

「セリフ」

 

慾わかに御萬歳とや 年立ち返る足駄にて 誠にめでたうさむらいける

 

「町人も蹴る 伊左衛門も蹴る」

 

と蹴ちらかし 煙草引きよせ吹く煙管の さらぬ体にて居たりける

 

夕霧涙もろともに 怨みられたり嘆つのは 色のならいと言いながら

仲直りすりゃ明の鐘ェェ 憎うてならぬ鳥の声

何の烏が意地悪で 啼くぢゃなけれど絹ぎぬの

去なせとむない心から 去年の暮から丸一 年

二年越しに音づれなく それは幾瀬の物案じ

それ故にこの病い痩せ 衰えたが目に見えぬかァァ

せん薬とねり薬と鍼と 按摩でようようと

命繋いでたまさかに 逢うてこなはんに甘ようと

思うところを逆さまな こりゃ酷らしいどうぞいの

心強や胴慾な 憎やと膝に引き寄せて

さすっつ泣いつ声を上げ 訳も性根もなかりける

「セリフ」

 

家内が勇む勢ひにィィ 連れて浮き立つ伊左衛門

悦びの眉を開くや扇屋夕霧 名を萬代の春の花

目出度かりけるゥゥ

 

 

 

※演出上変更になる場合がございます。

 

 

  

参考資料

清元全集 清元集 清元五十番

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

清元 國惠太夫

京都南座 吉例顔見世興行

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こんにちは。くにえです。

来月、京都南座に於いて「吉例顔見世興行」が12月5日〜19日まで開催されます。
 
 
 
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(クリックすると大きく表示されます)
 
 

くにえは第3部「廓文章 吉田屋」に全日程出演させて頂く予定です。
 
 
12月5日(土)〜19日(土)、11日(金)は休演日です。
 
コロナ禍の中、通常より日程は少ないですが例年通り京都の顔見世興行が開催される事はとても嬉しいです!
 
引き続き、私自身も体調に気を付けながらしっかり勤めさせて頂きたいと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
清元 國惠太夫

九月大歌舞伎in歌舞伎座

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こんにちは。くにえです。

 

毎日お暑うございます~。皆様お変わりなくお過ごしでしょうか?

 

 

さて、来月歌舞伎座に於いて「九月大歌舞伎」が開幕いたします。

 

 

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くにえは第二部「かさね」にひと月出演させていただきます。

初日1日、26日が千穐楽。7日と17日は休演日となります。

 

 

来月も精一杯勤めさせていただきます!

宜しくお願い致します!(^O^)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

清元 國惠太夫

吉野山 歌詞&プチ解説

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こんにちは。くにえです。

 

今月歌舞伎座「八月花形歌舞伎」第三部「吉野山」の歌詞とプチ解説を書こうと思います。

國惠太夫blog「八月花形歌舞伎in歌舞伎座」もご参照ください(^O^)

 

 

 

解説

吉野山。本名題を「幾菊蝶初音道行(いつもきくちょうはつねのみちゆき)」といいます。

※別名を登場人物から「忠信」と表現されることもあります。

通し狂言「義経千本桜」の四段目。

元々は義太夫節「道行初音旅」を「富本節」に改作。そして「富本節」から明治41年に「清元節」に改調されて現在の曲になりました。

 

静御前は佐藤忠信(実は源九郎狐)をお供に連れて義経のいる吉野山に旅立ちます。その静御前が義経から貰った「初音の鼓」は、忠信に化けた源九郎狐の親の皮を使って作られていました。

「初音の鼓」を慕い、懐かしむ狐忠信。

鼓の音や周りに飛んでいる蝶と、つい戯れてしまい時折狐の本性が出てしまうというコミカルな部分も見どころです。

 

曲の前半は、静御前が道を急ぎながらも吉野山の美しい風景と想い人(義経)への気持ちを重ねる場面。

中盤は忠信の兄である佐藤嗣信が壇ノ浦で義経を守り、討ち死にしてしまった話を静御前に報告する場面。

後半は静御前を捕らえるべく追いかけてきた「早見の藤太」との戦闘場面。

 

と、笑いあり涙ありの大作です。

  

 

初演

文化5年(1808)5月。江戸中村座。(富本節として)

忠信・三代目中村歌右衛門

静御前・四代目瀬川菊之丞

 

作詞者

三世 瀬川如皐(清元に改訂・竹柴金作)

作曲

富本・鳥羽屋里長(清元に改曲・清元梅吉)

 

 

 

今月の舞台で上演される個所の歌詞を掲載いたします。

歌詞を読まれると場面の雰囲気や意味が分かり、一層舞台を楽しくご覧いただけると思います!

 

 

  

歌詞

 

恋と忠義はいずれが重い 掛けて思いは計りなや

静かに忍ぶ旅立ちや

馴れぬ茂みのまがい道 弓手(ゆんで)も馬手(めて)も若草を

分けつつ行けば あさる雉子(きぎす)のぱっとたっては。

ほろろ けんけん ほろろうつ

なれは子ゆえに身を焦がす 我は恋路に迷う身の

ああ羨まし 妬ましや

 

谷の鶯 初音のつづみ はつねの鼓

調あやなす音に連れて つれて真似草 音に連れて

遅ればせなる忠信が 吾妻からげの旅姿

 

背に風呂敷 しかと背負たらおうて 野道あぜ道ゆらりゆらり

軽いとりなりいそいそと 目立たぬように道隔て

 

静 「おぉ忠信殿 待ちかねましたわいな」

忠信「これはこれは静様 女中の足と侮って思わぬ遅参 まっぴら御免くださりましょう」

静 「ここは名に負う吉野山 四方の梢もいろいろに」

忠信「春立つと 云うばかりにや三吉野の」

静 「山も霞みて」

忠信「今朝は」

両人「見ゆらん」

 

見渡せば 四方の梢もほころびて 梅が枝唄う歌姫の

里の男子が声々に 我が夫が天井ぬけて据える膳

昼の枕はつがもなや 天井ぬけて据える膳

昼の枕はつがもなや 可笑し烏の一節に

 

徳若にご万歳とは 君も栄えてましんます

愛嬌ありける柳ごし よい中村のやぐら幕

櫓太鼓のにぎにぎと 商い神の若えびす

繁盛まします その御徳に 御田の稲には穂に穂を栄え

宝御船萬石舟 色の実入りに今年綿

誠に目出度う さむらいける 

やしょめやしょめ 京の町のやしょめ

売ったるものは何々 はまぐり はまぐり

蛤 はまぐり はまぐり

はまぐり見さいなと売ったるものは何々

はまぐり早き貝合わせ

 

弥生は雛の妹背中 女雛男雛と並べておいて

眺めに飽かぬ三日月の 宵に寝よとは きぬぎぬに

急かれまいぞと恋の欲 桜は酒が過ぎたやら

桃にひぞりて後ろ向き 羨ましうは ないかいな

 

忠信「せめては憂さを 幸い 幸い」

 

姓名添えて賜わりし 御着せ長を取り出だし

君と敬い奉る しずかは鼓を御顔と よそえて上に置きの石

 

人こそ知らね西国へ 御下向の御海上 波風荒く御船を

住吉浦に吹き上げられ それより吉野にまします由

やがてぞ参り候らはんと 互いに形見を取り納め

実にこの鎧を賜わっしも 兄嗣信が忠勤なり

 

静「なに嗣信が 忠勤とや」

 

誠にそれよ 来し方を 思いぞ出る壇ノ浦の

 

忠信「海に兵船 平家の赤旗 陸(くが)に白旗」

 

源氏の強者 あら物々しやと夕日影 長刀引きそばめ

何某は平家の侍 悪七兵衛景清と名乗りかけ

薙ぎ立て薙ぎ立て 薙ぎ立つれば

花に嵐のちりちりぱっと 木の葉武者

言い甲斐なしとや方々よ 三保谷の四郎これにありと

渚にちょうと打ってかかる 刀を払ろう長刀の えなれぬ振る舞い いづれとも

勝り劣りは波の音 打ち合う太刀の鍔元(つばもと)より 折れて引く潮 帰る雁

勝負の花と見すつるかと 長刀小脇にかい込んで 兜の錣(しころ)を引っ掴み

後へ引く足 たじたじたじ 向こうへ行く足 よろよろよろ

むんずと錣をひっ切って 双方尻江に どっかと座す

腕の強さと言いければ 首の骨こそ強けれと

ムフフフフフ ダハハハハハ

笑いし後は入り乱れ 手しげき働き兄嗣信

君の御馬の矢面に 駒を駆け据え立ち塞がる

 

静 「おぉ聞き及ぶその時に 平家の方にも 名高き強弓」

 

能登守

 

静 「教経と」

 

名乗りも和えず よっ引いて 放つ矢先は恨めしや

兄嗣信が胸板に たまりもあえず真っ逆さま 敢え無き最後は武士の

忠臣義士の名を残す 思い出ずるも涙にて 袖は乾かぬ筒井筒

 

掛かるところへ早見の藤太 家来引き連れ立ち至る

 

※早見の藤太・家来 セリフ (舞台でお楽しみに!)※

 

禰宜が鼓に鈴振る手元 ちょっと鳥居を ありゃありゃしてこい

飛び越え狐 愛嬌も 宇賀の御霊は玉姫稲荷

妻恋 染めて嫁入りして そこらでしめたぞ天日照り

堅い契りのお岩様 四ツ谷でお顔を三巡りに

好いたらしいと思うたる 縁に引かれて車咲き

ちょっとおさえた強力の 袖すり抜けてどっこいな

えぇもうしつこい そこいらで

翁稲荷か とうとうたらり 喜びありや烏森

 

いつか御身も伸びやかに 春の柳生の いと長く

枝を連ぬる御契り などかは朽ちしかるべきと

互いに諫め いさめられ 急ぐとすれど はかどらぬ 芦原峠 鴻の里

雲と見紛う三吉野の 麓の里にぞ ※(着きにける)

 

赤字 竹本連中)

 

 

 

 

 

清元 國惠太夫

 

 

 

 

 

 

 

 

参考資料

清元全集 清元集 清元五十番

2019年を振り返って

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こんにちは。くにえです。

 

今日は大みそか、2019年もあとわずがですね。

 

今年は父の会、師匠の会、巡業など地方公演と色々な地で、色々な方々と触れ合い、大変充実した年でした\( 'ω')/

 

また多くのお客様やスタッフの皆様にお世話になりました!

この場を借りて皆々様に厚く御礼申し上げますm(_ _)m

 

今年の思い出をほんの少しだけ(笑)

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来年もよろしくお願いいたします!

 

皆様!よいお年を!(*^▽^*)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

清元 國惠太夫

九月 秀山祭九月大歌舞伎

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こんにちは。くにえです。

 

今月1日より歌舞伎座に於いて「秀山祭九月大歌舞伎」が開催されております。

 

 

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(クリックすると大きく表示されます)

 

昼の部にお祭りが掛かっております。

 

くにえは4日~10日、14日、16日~20日の出演予定です。

 

 

 

 

よろしくお願いいたします\( 'ω')/

 

 

 

 

 

 

 

 

清元 國惠太夫

博多座 千穐楽を迎えました\(^o^)

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こんにちは。くにえです。

本日、六月博多座大歌舞伎が無事千穐楽を迎えました。

前回の國惠太夫blogもご参考に!
六月博多座大歌舞伎


博多も今日から梅雨入りだそうで、昨日まではほとんど雨のない日差しの強い暑い日が続きました。



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今月の保名の舞台です。
演出は真っ暗な状態から幕が上がって、フワーッと背景の菜の花が明るくなるという暖かみのある美しい舞台でした(*^◯^*)




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本日出番前に、千穐楽なので当祝と舞台で付ける肩衣を^_^




さて明日から7月巡業のお稽古が始まります!

巡業行程などは こちら
國惠太夫blog くにえ、旅に出ます。巡業 東コース 松竹大歌舞伎

また来月は各地でレポートが書けたらと思います!
よろしくお願いします!











清元 國惠太夫

くにえ、旅に出ます。巡業 東コース 松竹大歌舞伎

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こんにちは。くにえです。

 

さて、今年6月30日から始まります、全国公立文化施設協会主催 巡業 東コース「松竹大歌舞伎 松本幸四郎改め二代目松本白鸚 市川染五郎改め十代目松本幸四郎 襲名披露」に出演させていただくことになりました。

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(クリックすると大きく表示されます)

 

 

日 程

 


6月

30日(日 ) 12:00  16:30  東京都江戸川区 江戸川区総合文化センター 

 

7月

1日(月 )   13:00  -    神奈川県綾瀬市 綾瀬市オーエンス文化会館

2 日(火)   14:00  18:30    東京都北区 北とぴあ さくらホール

4日(木)    13:30  18:00    北海道釧路市 コーチャンフォー釧路文化ホール

6日(土)    13:00     17:30      北海道札幌市 札幌市教育文化会館 

8日(月)    12:30     17:00   青森県青森市 リンクステーションホール青森(青森市文化会館) 

9日(火)    15:30        -        岩手県北上市 北上市文化交流センター さくらホール

10日(水)  14:00        -        山形県山形市 山形市民会館 

11日( 木)  13:30     18:00     宮城県仙台市 東京エレクトロンホール宮城

13日(土)   11:00     15:30     秋田県鹿角郡 明治の芝居小屋「康楽館」

14日(日)   11:00     15:30     秋田県鹿角郡 明治の芝居小屋「康楽館」

15日(月)   13:30        -       福島県福島市 とうほう・みんなの文化センター(福島県文化センター) 

17日(水)   13:30     18:00     新潟県新潟市 新潟県民会館

18日(木)   13:30       -        埼玉県熊谷市 熊谷文化創造館さくらめいと 

19日(金)   14:00       -        群馬県高崎市 群馬音楽センター 

20日(土)   12:30     17:00    富山県富山市 富山県民会館 

21日(日)   12:30     17:00    石川県金沢市 石川県立音楽堂邦楽ホール 

23日(火)   13:00     17:30    福井県越前市 越前市文化センター

24日(水)   14:00        -      滋賀県大津市 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 

25日(木)   14:00        -      岐阜県岐阜市 岐阜市民会館 

26日(金)   12:00     16:30   愛知県春日井市 春日井市民会館

27日(土)   12:30     17:00   愛知県豊橋市 穂の国とよはし芸術劇場PLAT 

29日(月)   14:00     18:30   東京都練馬区 練馬文化センター

30日(火)   14:00        -     埼玉県越谷市 サンシティ越谷市民ホール (越谷コミュニティセンター) 

31日(水)   13:00        -     神奈川県横須賀市 よこすか芸術劇場

 

 

 清元「かさね」が掛かります。

 

くにえは初日30日~7月25日(岐阜県岐阜市 岐阜市民会館)まで出演させていただく予定です。

 

 

 

よろしくお願いいたします\( 'ω')/

 

 

 

 

 

清元 國惠太夫

六月博多座大歌舞伎

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こんにちは。くにえです。

 

六月に博多座に於いて「六月博多座大歌舞伎」が開催されます。

 

 

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(クリックすると大きく表示されます)

 

昼の部に保名が掛かります。

 

くにえは2日~14日、21日~26日の出演予定です。

 

実は博多座での興行は初参加になります(^O^)

 

 

よろしくお願いいたします。

 

 

清元 國惠太夫

12月 京都南座 吉例顔見世興行

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こんにちは。くにえです。

 

 

来月、12月に京都南座に於いて「吉例顔見世興行」が開催されます!

 

 

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(クリックすると大きく表示されます)

 

清元は夜の部最後の三社祭です。

 

くにえも12日~18日まで出演させていただきます(∩´∀`)∩

 

大々的な改装工事を施した京都南座での初の舞台でございます!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

清元 國惠太夫

市川海老蔵 古典への誘い 東京国際フォーラム

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こんにちは。くにえです。

 

本日より「市川海老蔵 古典への誘い」が始まりました!(^o^)

(日程などは國惠太夫blogをご覧ください!)

 

 

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本日は初日、今日明日と東京国際フォーラム・ホールCにての開催です。

 

 

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 舞台リハーサル前に撮影いたしました。

東京国際フォーラムでのえんそうは私初体験だと思います(たぶんw)

 

ホールCは座席数は1502人。舞台の間口はとても大きく、まさに近代的なホールです。

実際に演奏をした感想は、音の返りが歌舞伎座などとは違って抜けてゆく印象でした。

客席の作りは前の方の頭がさほど気にならない程に傾斜があって観覧にはとても適しているのではと思います。 

 

 

無事に初日も終わり、千秋楽まで体調を崩さずに精一杯一ヶ月を務めたいと思っております!\( 'ω')/

 

 

 

 

 

清元 國惠太夫

2018年11月 市川海老蔵 古典への誘い

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こんにちは。くにえです。

 

来月「市川海老蔵 古典への誘い」の全国公演が開催いたします。

 

 

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(クリックすると大きく表示されます)

 

清元は「子守」と「三社祭」が掛かります。

くにえも末席に加えていただきます!

 

 

日程

 

11月5日(月)6日(火)東京

東京国際フォーラム ホールC 

(5日)16:30開演

(6日)13:00開演 16:30開演

 

11月10日(土)愛知

東海市芸術劇場

13:00開演 16:30開演

 

11月11日(日)愛知

一宮市民会館

13:00開演

 

11月13日(火)福島

とうほう・みんなの文化センター 大ホール

15:00開演

 

11月14日(水)岩手

北上市文化交流センター サクラホール 大ホール

13:00開演 16:30開演

 

11月15日(木)青森

八戸市公会堂

13:00開演 16:30開演

 

11月17日(土)新潟

長岡市立劇場

13:00開演 16:30開演

 

11月18日(日)富山

新川文化ホール 大ホール

14:00開演

 

11月20日(火)島根

島根県民会館 大ホール

13:00開演 16:30開演

 

11月21日(水)鳥取

とりぎん文化会館 梨花ホール

14:00開演

 

11月23日(金)24日(土)25日(日)福岡

嘉穂劇場

(23日)16:00開演

(24日)12:30開演 16:00開演

(25日)12:30開演

 

11月27日(火)熊本

熊本県立劇場 演劇ホール

13:00開演 16:30開演

 

11月28日(水)宮崎

都城市総合文化ホール

14:00開演

 

11月30日(金)神奈川

関内ホール

13:00開演 16:30開演

 

 

以上、全行程14の劇場で26回の公演となります!

 

チケット等の総合お問い合わせはZen-Aホームページへ 

各地で相変わらずの拙いレポートが出来ればと思っております(笑)

  

よろしくお願いいたします!\( 'ω')/

 

 

 

 

 

 

 

清元 國惠太夫

松竹大歌舞伎パリ公演が千穐楽を迎えました\(^ω^)/

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こんにちは。くにえです。


フランス時間で昨日、「ジャポニズム2018 松竹大歌舞伎 パリ公演」が千穐楽を迎えました\(^ω^)/

現地時間13日から19日、休演日と2回公演を合わせて全7公演を終了致しました!

お陰様でくにえは体調を崩す事も無く無事です(笑)


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大入り袋にジャポニズム2018のロゴの入ったエコバッグを頂きました!

大入り袋にはユーロでは無く日本円が入っている模様です(笑)


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初日にシャイヨー劇場より頂いた初日祝いです。
日本では紅白饅頭や最中などですが 流石おフランス!ラ・メゾン・デュ・ショコラという有名なチョコレート(私は知らないw)がお祝いでした\( ˆoˆ )/


舞台稽古やマスコミへのプレを合わせて11日間のフランス生活でした。

初めての外国という事もあり最初はホントに緊張していましたが、やっと慣れて来た頃に帰国とは少々寂しい気持ちです。


それとは裏腹に日本食が恋しくなってもいます。
あ〜。納豆とぬか漬けが食べたい〜(笑)

はてさて 明日は飛行機に乗ります。
約12時間のフライトです。
帰るまでが遠足!最後まで気を緩めず無事帰宅したいと思います(*^◯^*)

清元 國惠太夫