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「神田祭」歌詞 ~四月大歌舞伎〜歌舞伎座バージョン

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「神田祭」歌詞 ~四月大歌舞伎〜歌舞伎座バージョン

ご観劇のお供に是非ご活用下さいませ!

「神田祭」

一歳を今日ぞ祭に当り年 警固手古舞華やかに
飾る桟敷の毛氈も 色に出にけり酒機嫌
神田囃子も勢いよく

祭に対の派手模様 牡丹 釻菊 裏菊の
由縁もちょうど花尽し
祭のなぁ 派手な若い衆が勇みに勇み
身なりを揃えて ヤレ囃せ ソレ囃せ
花山車 手古舞 警固に行列 よんやさ
男伊達じゃの やれこらさ
達引きじゃのと 言うちゃ私に困らせる
色の欲ならこっちでも

常から主の仇な気を 知っていながら女房になって見たいの欲が出て
神や仏を頼まずに 義理もへちまの皮羽織
親分さんのお世話にて 渡りもつけてこれからは
世間構わず人さんの前 はばからず引き寄せて

森の小鴉我はまた 尾羽をからすの羽さえも
なぞとあいつが得手物の ここが木遣りの家の株

ヤァやんれ引け引け よい声かけてエンヤラサ
やっと抱き締め床の中から 小夜着蒲団をなぐりかけ
何でもこっちを向かしゃんせ
ようい ようい よんやな
良い仲同士の恋諍いなら 痴話と口説は何でもかんでも今夜もせ
オォ東雲の明けの鐘 ごんと鳴るので仲直り済んました
ようい ようい よんやな
そよが締めかけ中網
えんや えんやこれは あれはさのえ(神田祭)

引けや引け引け 引くものにとりては
花に霞よ 子の日の小松 初会の盃 馴染みの煙草盆
お洒落娘の袖たもと 下場の履物
内裏女郎の召し物 座頭のまわし 菖蒲に大根
御神木のしめなわ
又も引くものは色々ござる 湯元細工の剣玉ぶりぶり
そさま故なら心の丈を 示し参らせ候べくの
人形 筆売り この首を 長く出したり縮めたり
なんとのろいじゃあろまいか(申酉)

よいよい よんやな よいよいよんやな 
やれよい声 かけろやー(申酉)

ヤァやんれ引け引け よい声かけてエンヤラサ
やっと抱き締め床の中から 小夜着蒲団をなぐりかけ
何でもこっちを向かしゃんせ
ようい ようい よんやな
良い仲同士の恋諍いなら 痴話と口説は何でもかんでも今夜もせ
オォ東雲の明けの鐘 ごんと鳴るので仲直り済んました
ようい ようい よんやな
そよが締めかけ中網
えんや えんやこれは あれはさのえ(神田祭)

2024.3.31現在




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「喜撰」歌詞 2024年 三月大歌舞伎

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「喜撰」歌詞 2024年 三月大歌舞伎バージョン

長唄・清元 掛け合い




※長唄=赤


我庵は芝居の辰巳常盤町 しかも浮世を離れ里
世辞で丸めて浮気でこねて 小町桜の眺めに飽かぬ
彼奴にうっかり眉毛を読まれ
法師法師はきつつきの 素見ぞめきで帰らりょうか
わしは瓢箪浮く身じゃけれど
主は鯰のとり所 ぬらりくらりと今日もまた
浮かれ浮かれて来りける 

もしやと御簾を余所ながら 喜撰の花香茶の給仕
波立つ胸を押し撫でて しまりなけれど鉢巻も
幾度しめて水馴れ掉
濡れて見たさと手を取って 小野の夕立縁の時雨
化粧の窓に手を組んで どう見直して胴振るい
今日の御見の初昔 悪性と聞いて此胸が
朧の月や松の影
わたしゃお前の政所 何時か果報も一森と
褒められたさの身の願い
惚れ過ぎる程愚痴な気に
心の底の知れ兼ねて
じれったいでは ないかいな
何故惚れさしたコレ姉ェ
うぬぼれ過ぎた悪洒落な
賤が伏屋に糸取るよりも 主の心がそれそれ取りにくい エェさりとは
機嫌気づまも不断から 酔うたお客の扱いは
見馴れ聞き馴れ目顔で悟る 粋を通した其あとは コレひぞり言
粋と云はれて浮いた同士

ヤレェェ色の世界に出家を遂げェェる
ヤレヤレヤレヤレ細かにちょぼくれ
愚僧が住家は京の辰巳 世を宇治山とや人は云ふなり
ちゃちゃくちゃ茶園の 咄す濃い茶の緑の橋姫
夕べの口舌の袖の移香 花橘の小島が崎より
一散走りに走って戻れば 内の嬶が恪気の角文字
牛も涎を流るる川瀬の 内へ戻って我から焦がる
蛍を集め手管の学問
唐も日本も里の恋路か 山吹流しの水に照り添ふ
朝日のお山に誰でも彼でも 二世の契りは平等院とや
さりとは是はうるせぇこんだに
奇妙頂礼ど如らァァァい
ここに極まる楽しさよ

(坊主大勢出)

住吉の岸辺の茶屋に腰打ちかけて ヨイヤサ コレハイナ
松でェ釣ろやれェェェ蛤ィを 逢ふて嬉しきヤンレ夏の月
ヤットコセ ヨイヤナ アリャリャ これわいなぁ このなんでもせえ

難波江の片葉の芦の結ぼれかかり ヨイヤサ コレワイナ
解けてェほぐれてェェェ逢ふことォも
待つに甲斐あるヤンレ夏の雨
ヤットコセ ヨイヤナ アリャリャ これわいなぁ このなんでもせえ

姉さんおん所かえ 島田金谷は川の間 旅籠はいつもお定まり
お泊りならば泊らんせ お風呂もどんどん沸いている
障子もこの頃張替えた 畳もこの頃かえてある
お寝間のお伽も負けにして
草鞋の紐に仇どけの 結んだ縁の一夜妻
あんまり憎うも あるまいか
てもそうだろ そうだろ そうであろ
住吉様の岸の姫松 めでたさよ
いさめの御祈祷 清めの御祈祷 天下泰平国土安穏 目出度さよ
来世は生を黒牡丹 己のが庵 へ帰り行く 我が里さしてぞ



2024.2.29 現在

2024.3.3 修正

喜撰の解説はこちら
國惠太夫 Website「喜撰」解説

七月大歌舞伎 本日千穐楽

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こんにちは。くにえです。

七月大歌舞伎 夜の部「鎌倉八幡宮静の法楽舞」
本日、無事に千穐楽を迎えました!

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写真は舞台稽古時のものです。

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大入です。

毎日暑い日が続きましたが連日ほぼ満員の客席^_^

今回は河東節、常磐津節、清元節、竹本、長唄、箏曲、お囃子と大勢の演奏者、並びに役者さんもたくさんお出になり、大変華やかな舞台でした!

私も末席に加えて頂けてとても嬉しく思います。

ありがとうございましたm(_ _)m

清元國惠太夫

歌舞伎座 二月大歌舞伎「三人吉三」「女車引」千穐楽!!

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こんにちは。くにえです。

歌舞伎座 二月大歌舞伎 第一部「三人吉三」、第二部「女車引」が本日無事千穐楽を迎えました!







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大入り袋を頂戴しました。







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第一部「三人吉三」大詰「本郷火の見櫓の場」の火の見櫓です。
上演中は舞台の盆が回ります。そのため360度セットが組まれています。

國惠太夫HP「三人吉三」


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清元の山台です。
今月は下手にスタンバイ!

写真左奥より、清元瓢太夫さん、國惠太夫、清元一太夫さん、清元志寿子太夫さん、清元美三郎さん、清元斎寿さん、清元志寿三朗さんです。








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こちらは第二部「女車引」の舞台です。

國惠太夫HP「女車引」


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「女車引」の山台です。

右より、國惠太夫、清元一太夫さん、清元清榮太夫さん、清元志寿子太夫さん、清元菊輔師、清元斎寿さん、清元志寿三朗さんです。






今月もありがとうございました。
今後とも清元を宜しくお願い致しますm(_ _)m





清元 國惠太夫

歌舞伎座「十六夜清心」が千穐楽を迎えました!

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こんにちは。くにえです。

本日、歌舞伎座「壽初春大歌舞伎」第三部「十六夜清心」が無事千穐楽を迎えました!(^O^)


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千穐楽、大入り袋です。楽屋前で。




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「十六夜清心」の序幕「稲瀬川百本杭の場」です。


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別アングルから。



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幕開きすぐに役者さん方のやり取りの中で「浄瑠璃の筋書」を読み上げるシーンがあります。
写真は今月の舞台で実際使われていた「触書」です。

狂言方さんの直筆、勘亭流で書かれています。







今月も多くのことを学び、勉強させて頂きました!

来月は歌舞伎座「二月大歌舞伎」第一部「三人吉三」と第二部「女車引」に出演させていただく予定です。

國惠太夫Official HP 「出演情報」をご覧ください。











清元 國惠太夫

歌舞伎座「芸術祭十月大歌舞伎」が千穐楽を迎えました!

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こんにちは。くにえです。

歌舞伎座「芸術祭十月大歌舞伎」が本日千穐楽を迎え、第三部「源氏物語・夕顔の巻」が無事閉幕致しました(^○^)



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大入りを頂戴いたしました!





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夕顔の巻の舞台稽古時に上手より。



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夕顔の巻の完成した舞台を上手袖から。





四月の歌舞伎座以来の久々の出演でした。
毎回同じ感想ですが、やはり歌舞伎座の舞台は大きく、セットや照明がとてもキレイです!


今月はとても充実したひと月となりました!!









清元 國惠太夫

四月大歌舞伎第三部「お祭り」千穐楽を迎えました!

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こんにちは。くにえです。


本日、歌舞伎座、四月大歌舞伎第三部「お祭り」が無事千穐楽を迎えました。

 

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毎日多くのお客様のご来場頂き、私も末席にて喜びを噛み締めておりました(⌒▽⌒)
ありがとうございました。

坂東玉三郎丈の美しくも粋な芸者姿、目線は動かせませんが常に視界に入れておりました(笑)

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当月の「お祭り」の舞台。上手側から

やっぱり歌舞伎座は色々な意味で大きいな〜。

清元 國惠太夫

歌舞伎座 十二月大歌舞伎第一部 千穐楽を迎えました!

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こんにちは。くにえです。

歌舞伎座 十二月大歌舞伎 第一部「新版伊達の十役」が本日千穐楽を迎えました!

くにえは19日よりの出演でございましたが、連日多くのお客様で賑々しく幕が開いておりました。


新作ということと8月以来の歌舞伎座出演に緊張と気合で空回り気味でした(;^_^A

 

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「大詰」清元の山台です。





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こちらは山台の後ろから。




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大入りです。





来年もたくさん歌舞伎座に出演させていただけます様に益々精進いたします!!!







清元 國惠太夫

十二月大歌舞伎に出演させていただきます^^

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こんにちは。くにえです。

 

来月12月1日(水)~26日(日)、歌舞伎座に於いて「十二月大歌舞伎」が開催されます。

 

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(クリックすると大きく表示されます)

 

第一部「新版伊達の十役」の大詰に清元が掛かり、くにえも末席に加えさせていただく予定です。

くにえは19日~26日(千穐楽)に出演予定です。
※20日は休演日

 

今回の清元が担当する大詰は新作になります。

 

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台本です。

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舞台で使用する唄本です。

 

 

 

8月以来の歌舞伎座出演、気張ります!^^

宜しくお願い致します(≧▽≦)

 

 

 

 

 

 

清元 國惠太夫

八月花形歌舞伎「仇ゆめ」が千穐楽を迎えました!

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こんにちは。くにえです。

 

本日、歌舞伎座「八月花形大歌舞伎」第二部「仇ゆめ」が無事千穐楽を迎えました!

毎日少しづつ変化する役者の皆様の熱演にも感動と笑いがあり、私も末席に居ながらチラチラと観てしまっておりました(笑)

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当月の筋書きと大入り袋です。

今月はオリンピック、災害、コロナ感染増加、猛暑と色々なことがございました。
健康に気をつけ、毎日の検温、同じ時間に同じ舞台を一か月間勤めることはなかなか大変です。

千穐楽を無事迎えられることの噛みしめております。

 

思えば昨年の8月に歌舞伎座公演が再開し1年が過ぎました。
緊急事態宣言などの影響で幾度も公演中止がありましたがここまで繋ぐことが出来ました。
これは出演者をはじめ、多くの歌舞伎公演に携わるスタッフの方々の努力と想いの結晶です。
もちろん多くのお客様のご来場や観劇時のマナーや感染対策に対するご理解ご協力も合わさってのものです。

舞台は「人」が間近で「人」に楽しんで頂くエンターテイメント。
感染リスクを取り沙汰されることも多いのも事実です。

しかし「舞台を作る人」と「舞台を楽しむ人」の心掛け一つで回避することも可能だと思っております。
歌舞伎公演は実際1年以上、コロナと向き合い日々油断なく幕を開けております。

くにえ自身も、今後も変わらぬ心掛けを持ち、舞台を勤めて参る所存でございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

 

来月歌舞伎座「九月大歌舞伎」第一部に清元「須磨の写絵」が掛かります。

くにえは出演致しませんが皆様の変わらぬご愛顧をお願いいたしますm(_ _)m

 

 

 

 

 

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当月「仇ゆめ」の舞台写真です。舞台稽古時に撮影いたしました。

 

 

 

 

 

 

清元 國惠太夫

五月大歌舞伎in歌舞伎座 千穐楽を迎えました!

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こんにちは。くにえです。

 

本日、歌舞伎座「五月大歌舞伎」第二部「道行旅路の花聟(落人)」が無事千穐楽を迎えました。

 

劇場は緊急事態宣言を受け今月は初日を11日に変更になり、私もより一層の感染予防を心がけておりました。

 

神経疲れが無いと言えば嘘になります。

が、それ以上に舞台を務められることの嬉しさや幸福感の方が大きく、毎日を油断なく送れるのだと思います。

 

来月も歌舞伎座は清元「夕顔棚」が掛かります。

私は出演いたしませんが、毎日どこかで清元が演奏されていると思うだけでも、今後の活力になります!

 

 

今後とも清元を、歌舞伎を、演劇界を宜しく御贔屓下さいます様、よろしくお願いいたします。

 

 

 

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道行旅路の花聟(落人)の舞台です。

 

相も変わらず歌舞伎座の舞台は迫力と美しさがあります!

 

 

 

 

清元 國惠太夫

五月大歌舞伎in歌舞伎座

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こんにちは。くにえです。

 

来月5月、歌舞伎座に於いて「五月大歌舞伎」が3日~28日に開催されます。

休演日は10日、19日です。

 

 

第二部、仮名手本忠臣蔵「道行旅路の花聟(落人)」に出演させていただきます。

 

 

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(クリックすると大きく表示されます)

 

くにえの出演日は15日~28日(千穐楽)です。

 

 

落人のプチ解説&歌詞をblogにてアップしてあります。

観劇のお供に是非ご覧下さいませ!(≧▽≦)

 

落人 プチ解説&歌詞 清元國惠太夫blog

 

 

宜しくお願い致しますm(_ _)m

 

 

 

 

 

 

 

 

清元 國惠太夫

三月大歌舞伎in歌舞伎座

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こんにちは。くにえです。

 

来月、3月に歌舞伎座に於きまして「三月大歌舞伎」が開催されます。

 

 

 

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(クリックすると大きく表示されます)

 

 

第二部「雪暮夜入谷畦道~直侍~」と第三部Aプロ「隅田川」が清元の演奏になります。

 

くにえは第二部「雪暮夜入谷畦道~直侍~」に初日4日より21日まで出演させていただく予定です。

※11日は休演日です。

 

 

\( 'ω')/3月も清元が聴けます\( 'ω')/

 

皆々様!宜しくお願い致します!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

清元 國惠太夫

九月大歌舞伎「かさね」千穐楽を迎えました(^o^)

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こんにちは。くにえです。

 

本日、九月大歌舞伎第二部「かさね」が無事千穐楽を迎えました!

 

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千穐楽、大入りを頂戴いたしました!

 

 

 

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当月の「かさね」の舞台です。

 

 

7日、17日の休演日を挟んでの24日間興行。

毎回多くのお客様が足を運んで下さり、たくさんの拍手を力に私も一隅より勤めさせていただきました。

心より御礼申し上げますm(__)m

 

 

歌舞伎座に出演させていただき、毎日コロナ禍で緊張しておりましたがやはり舞台はくにえにとって至上の喜びです。

 

来月以降も歌舞伎座は上演予定です\( 'ω')/

変わらぬ御贔屓をお願いいたします。

 

 

今後とも演劇界、歌舞伎界、清元、そして國惠太夫を(笑)

宜しくお願い致しますm(_ _)m

 

 

 

 

 

 

 

 

清元 國惠太夫

清元 かさね 歌詞&プチ解説

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こんにちは。くにえです。

 

九月大歌舞伎の第二部「かさね」についてプチ解説と歌詞を載せました!

先月の吉野山の歌詞の掲載も「舞台の内容がより理解できて良かった」とうれしいご意見を頂きました(^O^)

 

歌詞はページ一番下にございます。

九月大歌舞伎のチラシ等も國惠太夫blogに載せております。

こちらもご覧ください。

 

 

 

この記事は7~8分で読んでいただけると思います。

 

 

 

解 説

 

かさね(累)、本名題を「色彩間刈豆(いろもようちょっとかりまめ)」と言います。

この「刈豆」の部分は実説で豆刈りの後に累を殺しているところから取ったとされています。

 

文政6年(1823)6月、江戸森田座で鶴屋南北作「法懸松成田利剣(けさかけまつなりたのりけん)」の2幕目に初演されました。

劇自体はしばらく上演されませんでしたが、大正9年(1920)12月に累役の六代目尾上梅幸(ばいこう)・与右衛門役の十五代目市村羽左衛門(うざえもん)・浄瑠璃の五代目清元延寿太夫で再演という運びになりました。

以後、清元の代表作の1つとなりました。

 

 

芝居の内容は武士の与右衛門が腰元の累を殺そうと道行になります。

この与右衛門は悪党で、累の母とも愛人関係にあり、その上に夫の助を鎌で殺しているのでした。

何も知らない累は愛する与右衛門と共に木下川堤(きねがわづつみ)までやってきます。

そこに助のドクロと鎌が流れてきます。

与右衛門が鎌をとった瞬間、助の怨念で累の顔がみるみる醜悪になります。

そこで与右衛門は本性を見せ、累にその鎌を振りあげ切り殺すという内容です。

 

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「かさね」の舞台です。

写真は2013年8月。歌舞伎座で上演されたときのものです。

(当時の國惠太夫blog記事はこちら。)

 

舞台正面には木下川の堤があり、土橋の下に川が流れています。

 

 

  

 

 

えっ?!実話??!!

 

累は1600年台、江戸幕府が開かれて間もない頃の実話が元と言われています。

茨城県常総市羽生町の法蔵寺というお寺に累やその一族の墓や遺品が残っています。

 

法蔵寺の画像が載っているページを見つけました。 

法蔵寺・累の墓

 

この法蔵寺に残る実説です。

堀越与右衛門(初代)に所に、すぎは助(すけ)という連れ子と共に嫁入りしました。

この連れ子の助は片足が悪い上に顔が醜く与右衛門に邪魔者扱いされ、6つの歳に鬼怒川の岸で母親に

殺されてしまいます。

やがて夫婦の間に女児が生まれますが、親の因果で片目で足の悪い不器量者でした。

名前を「お累(おるい)」と名付けましたが近所では「累なる(かさなる)因果」という意味を含めて

「累(かさね)」と呼ぶようになりました。

累がある時、病気の旅人を看病したことが縁でその旅人を二代目与右衛門として夫婦になりました。

しかし、この与右衛門は累の醜さに嫌気がさし、他の女と一緒になるため、豆刈りの帰り、夕暮れ時の鬼怒川へ突き落として殺してしまいます。

 

そ知らぬ顔で与右衛門は幾人の妻を娶りますが、これも因果か夫婦仲は円満ではありませんでした。

そして最後に結婚した「おきよ」との間に菊という女児が生まれます。

この菊に累や助の怨霊が乗り移り、先の累殺しや初代与右衛門夫婦の助殺しなどを語りだし、罪を暴いてしまうという内容です。

 

因みにその菊の怨霊を祓った人物が「祐天上人(ゆうてんじょうにん)」といって、現在の東急東横線の駅名にもなっている「祐天寺」を開山して、累たちの霊を弔ったとされています。

 

因みついでにもう1つ。

祐天寺には「累塚」があります。現在の塚は清元「累」を再演した際、累役の六代目尾上梅幸(ばいこう)・与右衛門役の十五代目市村羽左衛門(うざえもん)・浄瑠璃の五代目清元延寿太夫の三者で寄進されました。

 

現在でも歌舞伎なので「累」を上演する際、主だった関係者で累塚にお参りします。

 

 

 

初 演

 

文政6年(1823)6月、江戸森田座。

与右衛門・七代目市川團十郎

   累・三代目尾上菊五郎

 

 

作 詞

松井幸三

作 曲

清元斎兵衛

 

  

 

 

歌 詞

 

思いをも 心も人に染めばこそ

恋と夕顔夏草の

※(消ゆる間近き 末の露 もとの雫や世の中の) 

遅れ先立 つ二道を

同じ思ひに後先の わかちしどけも夏紅葉

梢の雨やさめやらぬ 夢の浮世と行きなやむ

男に丁度青日傘 骨になる共何のその

跡を逢ふ瀬の女気に こわい道さへようようと

互いに忍ぶ野辺の草 葉末の露か蛍火も

もし追手かと身づくろひ こころ関屋も後になし

木下川堤に着きにけり

 

与右衛門「これ累 思ひがけないこの所へ そなたはどうして来やったぞ」

累   「どうしてとは胴慾な 一緒に死のうと約束して お前一人      覚悟の書置 ここまで慕うて来た程に 共に殺して下さんせ」

与右衛門「切なる心は尤もなれど そなたの養父は御預りの撫子の茶入紛失故 殿様の御とがめ受け それさへあるに 其方と死んでは親への不孝 思ひあきらめ此処から早う 帰ってたも」

 

言ふ顔つくづく打まもり ひょんな縁でこのように 遂こうなった 仲じゃ故

勿体な い事乍ら 去年の初秋うらぼんに 祐念様の御十念

その時ふっと見染めたが ほんに結ぶの神ならで 仏の庭の新枕

初手から蓮のうてなぞと 心で祝ふ菩提心 後生大事の殿御じゃと

奥の勤め の長つぼね 役者びいきの噂にも どこやら風が成田屋を

お前によそへて楽しむ心 お年忘れに奥御殿 打交りたる騒ぎ唄

入黒子 いれぼくろ  起請誓紙は反古にもなろが 五月六月は満更ほぐにも成りやせまい

唄う辻占今の身に あたりて私が恥かしと あと言いさして口ごもる

 

与右衛門「はて 是非に及ばぬ それ程迄に思ひつめたる其方の心

     可愛いや共に腹の子まで このまま殺すも世の成行

     ふびん の者の心やな」

 

深き心をしら玉の 露の命をわれ故に 思えばびんなき心やと

手を取交し歎きしが せめて義理ある親達や 生みの親へも よそながら

今宵限りの暇乞ひ 不孝の罪は幾重にも お許しあれと諸共に

川辺に暫し泣き居たる

不思議や流れに漂ふ髑髏 助が魂魄 錆つく鎌

 

与右衛門「なに 俗名 助」

累   「えぇ アイタ アイタアーー イタ ・ ・ ・」

与右衛門「おぉ さては死霊の」

累   「アレー」

捕り手 「与右衛門 御用だ」

 

暫し争ふ折柄に 風に流るる ひと節に

夜や更けて 誠に文は ねやの伽  筆のさや焚く煙りさえ 埓も中洲のしらむ東雲

 

累   「あぁもし お前どこへ行かしゃんすえ」

与右衛門「さぁ わしは やぁ そなたの顔は」

累   「何 わたしの顔が」

与右衛門「おそろしい」

累   「何  恐ろしい 恐ろし いはお前の心 さぁその文         一寸見せて下さんせ」

与右衛門「こ こ の手紙は」

累   「見せられまい 見せられまいがなぁ              ちぇー お前はなぁ」

 

それその様によそ他に  深い楽しみあればこそ  わしをだまして胴慾な

もしやにかかる恋の慾  兎角浮世が ままにもならば 帯の矢の字を前垂に

針打やめて落しばら 駒下駄履いて歩いたら  まことに誠に嬉しかろ

ならぬ先まで思ふのも  今更身で身が恥しい  むごいわいのと取つ いて

変る姿を露知らず  色をふくみし取りなりは  憐れにもまた いぢらしや

 

与右衛門「道理々々 死ぬると云ふは皆いつわり  国へ帰参の此与右衛門 足手まといとは思へども  そなたを連れて これよりすぐに」

累   「そんなら一緒に」

与右衛門「さぁ おじゃ」

累   「あい」

 

いそいそ先へたちまちに 邪慳の刃 血汐の紅葉  竜田の川の瀬と変わる

男の裾にしがみつき

 

累   「アーこりゃ わたしをだまして」

与右衛門「おお  殺すのじゃ」

累   「ええ」

与右衛門「 仔細と云ふは  これを見よ」

 

鏡にうつせば

 

 

累    「アレー ヤヤヤヤヤ ・ ・ ・

      こ こりゃまあどうして此様に  私の顔の変わりしはぁ」

与右衛門「こりゃ累 因果の道理をよっく聞け

     汝がためには実の親 菊が夫の助を殺したその報ひ         廻りめぐりてその顔の 変り果てたも前世の約束         この与右衛門は親の仇  これも因果と さぁあきらめて」

 

 

成仏せよと無二無三  打ってかかれば身をかはし

のう情けなや うらめしや  身は煩悩のきづなにて 恋路に迷ひ親おやの

仇なる人と知らずして  恪気嫉妬のくどき言 我と我身に惚れ過ぎし

心の内のおもてなや  つらき心は先の世の  如何なる恨みか忌しと

口説いつ泣いつ 身をかきむしり 人の報ひのあるものか  無きものか

思ひ知れやと すっくと立ち 振乱したる黒髪は 此世からなる鬼女の有様

 

つかみかかれば与右衛門も  鎌取直して土橋の上

襟髪つかんで ひとえぐり 情容赦も夏の霜  消ゆる姿の八重撫子

これや累の名なるべし 後に伝えし物語り

恐ろしかりける ※(次第なり)

 

(※=今回の舞台では抜く箇所)

 

 

 

 

 

清元 國惠太夫

 

 

 

参考資料

清元全集 清元集 清元五十番

八月大歌舞伎 本日千穐楽を迎えました!

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こんにちは。くにえです。

 

本日、歌舞伎座「八月大歌舞伎」第三部・吉野山が千穐楽を迎えました。

 

2020.8_kabukiza_yoshinoyama.jpg

 

 

何度見ても華やかで素敵な吉野山のセットですが、

今月の舞台はより一層グッとくるものがありました。

 

気持ちのどこかで、毎日舞台があって「あたりまえ」とどこかで考えていた自分に

大きく反省したひと月でもありました。

 

舞台稽古、初日を迎え、毎日「防感染」の緊張感。

もちろんくにえだけでの話だけではなく、スタッフの方々や出演者の皆様が同じ気持ちだったと思います。

 

そして何より、この不安定な時期にもかかわらず足をお運び下さった多くのお客様。

涙を拭っておられるお客様も幾人もおられました。

 

不思議なもので、マスクをつけていらしてもお客様方の楽しげな表情や気持ちを感じられました。

励みになります。力が湧いてきます。

 

本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

来月も第二部「かさね」に出演させていただく予定です。

(國惠太夫blog 「九月大歌舞伎・歌舞伎座」)

 

宜しくお願い致します。

 

 

 

 

 

清元 國惠太夫

九月大歌舞伎in歌舞伎座

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こんにちは。くにえです。

 

毎日お暑うございます~。皆様お変わりなくお過ごしでしょうか?

 

 

さて、来月歌舞伎座に於いて「九月大歌舞伎」が開幕いたします。

 

 

2020.9_kabukiza_chirashi.jpg

(クリックすると大きく表示されます)

 

くにえは第二部「かさね」にひと月出演させていただきます。

初日1日、26日が千穐楽。7日と17日は休演日となります。

 

 

来月も精一杯勤めさせていただきます!

宜しくお願い致します!(^O^)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

清元 國惠太夫

歌舞伎座 初日を勤めさせていただきました

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こんにちは。くにえです。

 

本日、歌舞伎座「八月花形歌舞伎」初日を迎えました。 

 

お客様は通常に比べ半分以下の約900人。

桟敷席、席の間隔を空けてのお席です。

 

しかしお客様半分とは思えないほどの大きな大きな拍手。

定式幕は下手から上手へ開いてゆくにつれ、強烈な感動で身体が震えました。

 

あー。ようやく始まるんだなぁ。と緊張感ではない何とも言えない温かい気持ちになりました。

 

心から舞台の再開を嬉しく思っております。

 

2020.8_kabukiza_syonichi.jpg

開幕直前に撮影してもらいました。

2020.8_kabukiza_syonichi_kunie.jpg

地方は飛沫感染を少しでも軽減するために特殊なマスクを使用しております。

※写真提供 清元瓢太夫氏  撮影 清元美一郎氏

 

 

 

本日は満員御礼の多くのお客様。厚く御礼申し上げます。

今日から26日千穐楽まで精一杯勤めさせていただきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

清元 國惠太夫

八月花形歌舞伎in歌舞伎座

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こんにちは。くにえです。

 

既に報道もされておりますが、いよいよ数か月ぶりに歌舞伎座が開場いたします!

 

 

2020.08_kabukiza.chirashi1.jpg

(クリックすると大きく表示されます)

 

くにえは2月以来の歌舞伎座出演となります。

第三部、吉野山に初日より千穐楽まで全日程出演させていただく予定です。

(7日、17日は休演日です)

 

コロナの影響により、我々はできる限りの対策をとって舞台に臨みます。

松竹株式会社HPからも閲覧できます。 

2020.08_kabukiza.chirashi2.jpg

(クリックすると大きく表示されます)

 

大きなものとして

一日四部構成。一回ごとに換気をするためお客様の入れ替え。

客席の減数。

アルコール消毒の徹底。

大向こうの禁止。

出待ちや関係者以外の楽屋入室の禁止。

その他細かくは上の写真をお読みください。

 

 

 

そして我々出演者にも感染対策のガイドライン概要配布や抗体検査も実施されました。

 

演奏家などは全員マスク着用での演奏になります。

マスクも専門家の方々のアドバイスの元に作成されたものを使用する予定です。

 

楽屋内でも換気、消毒、楽屋入り時間など細かなルールが決められております。

 

 

とにもかくにも舞台を再開できることは喜びです。

 

くにえも細心の注意を払って臨みたいと思いますm(_ _)m

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

清元 國惠太夫

二月大歌舞伎 歌舞伎座

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こんにちは。くにえです。

 

来月歌舞伎座に於いて「二月大歌舞伎」が2日~26日に催されます。

 

2020.2_kabukiza.jpg

(クリックすると大きく表示されます)

 

夜の部の最後に「道行故郷の初雪(梅川忠兵衛)」が掛かります。

 

くにえも20日~26日に出演させていただく予定です。

 

 

 

宜しくお願い致します!

 

 

 

 

 

清元 國惠太夫