「清元」と一致するもの

2023年 1年を振り返って&年末ご挨拶

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こんにちは。くにえです。

2023年も間もなく終わりますね。
皆様はどんな一年でしたでしょうか?

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数年間猛威をふるったコロナも5月には「5塁感染症」となり、ある程度の規制が緩和されました。
私も少しづつではありますが地方公演も徐々に増えだしました。

5月末には清元若手による「來音」の開催。
11月末には同級生の落語家・春風亭柳枝氏と念願の「清春会」の開催。

東京では舞台の要であった「国立劇場」は閉館という大きなニュースもございました。

良いことも残念なこともございました。

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毎度毎度ではありますが、2024年は今年よりも良い年に!
再来年はもっと良い年に!・・・・・

というように常に走り続けて行きたいと思っております。

今後とも変わらぬ御贔屓ご鞭撻を宜しくお願い申し上げますm(_ _)m

2023年 年末

清元 國惠太夫

「神田祭」歌詞 〜片岡仁左衛門 坂東玉三郎 錦秋特別公演〜

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「神田祭」歌詞 〜片岡仁左衛門 坂東玉三郎 錦秋特別公演〜御園座バージョン

ご観劇のお供に是非ご活用下さいませ!

「神田祭」

一歳を今日ぞ祭に当り年 警固手古舞華やかに
飾る桟敷の毛氈も 色に出にけり酒機嫌
神田囃子も勢いよく

祭に対の派手模様 牡丹 釻菊 裏菊の
由縁もちょうど花尽し
祭のなぁ 派手な若い衆が勇みに勇み
身なりを揃えて ヤレ囃せ ソレ囃せ
花山車 手古舞 警固に行列 よんやさ
男伊達じゃの やれこらさ
達引きじゃのと 言うちゃ私に困らせる
色の欲ならこっちでも

常から主の仇な気を 知っていながら女房になって見たいの欲が出て
神や仏を頼まずに 義理もへちまの皮羽織
親分さんのお世話にて 渡りもつけてこれからは
世間構わず人さんの前 はばからず引き寄せて

森の小鴉我はまた 尾羽をからすの羽さえも
なぞとあいつが得手物の ここが木遣りの家の株

ヤァやんれ引け引け よい声かけてエンヤラサ
やっと抱き締め床の中から 小夜着蒲団をなぐりかけ
何でもこっちを向かしゃんせ
ようい ようい よんやな
良い仲同士の恋諍いなら 痴話と口説は何でもかんでも今夜もせ
オォ東雲の明けの鐘 ごんと鳴るので仲直り済んました
ようい ようい よんやな
そよが締めかけ中網
えんや えんやこれは あれはさのえ(神田祭)

引けや引け引け 引くものにとりては
花に霞よ 子の日の小松 初会の盃 馴染みの煙草盆
お洒落娘の袖たもと 下場の履物
内裏女郎の召し物 座頭のまわし 菖蒲に大根
御神木のしめなわ
又も引くものは色々ござる 湯元細工の剣玉ぶりぶり
そさま故なら心の丈を 示し参らせ候べくの
人形 筆売り この首を 長く出したり縮めたり
なんとのろいじゃあろまいか(申酉)

よいよい よんやな よいよいよんやな 
やれよい声 かけろやー(申酉)

ヤァやんれ引け引け よい声かけてエンヤラサ
やっと抱き締め床の中から 小夜着蒲団をなぐりかけ
何でもこっちを向かしゃんせ
ようい ようい よんやな
良い仲同士の恋諍いなら 痴話と口説は何でもかんでも今夜もせ
オォ東雲の明けの鐘 ごんと鳴るので仲直り済んました
ようい ようい よんやな
そよが締めかけ中網
えんや えんやこれは あれはさのえ(神田祭)

2023.10.7現在

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七月大歌舞伎 本日千穐楽

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こんにちは。くにえです。

七月大歌舞伎 夜の部「鎌倉八幡宮静の法楽舞」
本日、無事に千穐楽を迎えました!

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写真は舞台稽古時のものです。

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大入です。

毎日暑い日が続きましたが連日ほぼ満員の客席^_^

今回は河東節、常磐津節、清元節、竹本、長唄、箏曲、お囃子と大勢の演奏者、並びに役者さんもたくさんお出になり、大変華やかな舞台でした!

私も末席に加えて頂けてとても嬉しく思います。

ありがとうございましたm(_ _)m

清元國惠太夫

2023年5月29日(月) 新・清元演奏会「來音(らいおん)」

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こんにちは。くにえです。

2023年5月29日(月) に月島社会教育会館ホール4F・5Fに於いて
新・清元演奏会「來音(らいおん)」
を開催いたします!!

会のタイトルについております「來音」とは読んで字の如し、音が来る、会のメンバーのことも指しておりまして、新しい清元の獅子たちが音を届けるという意味でございます。

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(クリックすると大きく表示されます)


詳細
新・清元演奏会「來音(らいおん)」
▶日時:2023年5月29日(月) 18:15開場/19:00開演
▶会場:月島社会教育会館ホール(東京都中央区月島4丁目1番1号 月島区民センター4階、5階)
▶入場料:4,000円(自由席)
▶一般発売:5月1日(月)10:00 (イープラス、またはkiyomotokyoukai@gmail.comにご連絡ください!)くにえにご連絡頂いても結構です!

▶演目
一、清元組曲
【浄瑠璃】
清元栄寿太夫 清元清美太夫 清元一太夫 清元國惠太夫 清元瓢太夫 清元成美太夫
【三味線】
清元雄二朗 清元美三郎 清元斎寿 清元美十郎 清元志一朗 清元美一郎 清元志寿三朗 清元泰寿郎  

一、落人
【浄瑠璃】
清元成美太夫 清元栄寿太夫 清元國惠太夫
【三味線】
清元雄二朗 清元斎寿 清元志寿三朗

一、玉兎
【浄瑠璃】
清元清美太夫 清元瓢太夫 清元一太夫
【三味線】
清元美一郎 清元美三郎 清元泰寿郎

今回の演奏会は演奏者の「名執の序列」に拘わらずにメンバーを構成した新しい試みの元、皆様にお届けしたいと思っております。

また幕間にトークもございます!

皆様のご来場、お待ちいたしております!
是非とも宜しくお願い致します。

清元 國惠太夫

「お祭り」(歌詞)壽祝桜四月大歌舞伎~明治座150年~バージョン

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「お祭り」(歌詞)壽祝桜四月大歌舞伎~明治座150年~バージョン


今回は「神田祭」「申酉」のミックスバージョンです(≧▽≦)
ご観劇のお供に是非ご活用くださいませ!



一歳を今日ぞ祭に当り年 警固手古舞華やかに
飾る桟敷の毛氈も 色に出にけり酒機嫌
神田囃子も勢いよく(神田祭)

言わずと知れしお祭りの 形もすっかりそこら中
行き届かせてこぶもなく ここでは一つあそこでは
頭かしらと立てられて ご機嫌じゃのと町内の
家主方も夕日影 風もうれしく戻り道(申酉)

「セリフ」

じたい去年の山帰り 言うは今さら過ぎし秋
初の一座の連れのうち 面白そうな口あいに
好いたが因果 好かれたも こころの二つはないわいな
そのときあいつが口癖に  
諦めて何のかのと ありゃただの人
赤ぼんぶの我々なりゃこそ滅法界に迷いやす
お手が鳴るから 銚子の替わり目と あがってみたれば
お客が三人 庄屋ぽんぽん 狐拳
とぼけた色ではないかいな(申酉)

「セリフ」

祭りのなぁ 派手な若い衆が勇みに勇み
身なりを揃えて ヤレ囃せ ソレ囃せ
花山車 手古舞 警固に行列 よんやさ
男伊達じゃの やれこらさ
達引きじゃのと 言うちゃ私に困らせる

なぞとあいつが得手物の ここが木遣りの家の株(神田祭)

引けや引け引け 引くものにとりては
花に霞よ 子の日の小松 初会の盃 馴染みの煙草盆
お洒落娘の袖たもと 下場の履物
内裏女郎の召し物 座頭のまわし 菖蒲に大根
御神木のしめなわ
又も引くものは色々ござる 湯元細工の剣玉ぶりぶり
そさま故なら心の丈を 示し参らせ候べくの
人形 筆売り この首を 長く出したり縮めたり
なんとのろいじゃあろまいか(申酉)

<三味線合い方>

よいよい よんやな よいよいよんやな 
やれよい声 かけろやー(申酉)

ヤァやんれ引け引け よい声かけてエンヤラサ
やっと抱き締め床の中から 小夜着蒲団をなぐりかけ
何でもこっちを向かしゃんせ
ようい ようい よんやな
良い仲同士の恋諍いなら 痴話と口説は何でもかんでも今夜もせ
オォ東雲の明けの鐘 ごんと鳴るので仲直り済んました
ようい ようい よんやな
そよが締めかけ中網
えんや えんやこれは あれはさのえ(神田祭)