歌舞伎の最近のブログ記事

京都南座 吉例顔見世興行

| コメント(0) | トラックバック(0)

こんにちは。くにえです。

来月、京都南座に於いて「吉例顔見世興行」が12月5日〜19日まで開催されます。
 
 
 
F89BD9E9-080F-4C10-835E-53EEAEE5809C.jpeg
(クリックすると大きく表示されます)
 
 

くにえは第3部「廓文章 吉田屋」に全日程出演させて頂く予定です。
 
 
12月5日(土)〜19日(土)、11日(金)は休演日です。
 
コロナ禍の中、通常より日程は少ないですが例年通り京都の顔見世興行が開催される事はとても嬉しいです!
 
引き続き、私自身も体調に気を付けながらしっかり勤めさせて頂きたいと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
清元 國惠太夫

こんにちは。くにえです。

 

11月博多座「市川海老蔵特別公演」夜の部「お祭り」の歌詞&プチ解説を書きました。

 

※昼の部「流星」解説はこちらです。

※市川海老蔵公演の記事はこちらです。 

 

浄瑠璃を耳だけでとらえるのはなかなか難しい箇所もございます。

 

 

4~5分で読んでいただけると思います。

歌詞をサクッとお読みいただくだけで舞台をより一層楽しんで頂けると思います!

 

是非ともこちらをご活用くださいませ\( 'ω')/

 

 

「お祭り」

 

歌 詞

 

申酉の 花も盛りの暑さにも 負けぬ気性と見かけから

 

粋な稲荷を 思えばよしや ちょっと格子へ呼子鳥

想いくらべん恋の仲 勝り劣らん花の意地

 

常から主の仇な気を 

知っていながら女房になって 見たいの欲が出て

神や仏を頼まずに 義理もヘチマの革羽織

親分さんのお世話にて 渡りも付けてこれからは

世間構わず 人さんの前 はばからず引き寄せて

 

森の子がらす我はまた 尾羽をからずの羽根さえも

なぞとアイツが得て物の ここが木遣りの家の株

 

千代に八千代の御贔屓も 変わらぬ色は紫の

ゆかし面影 江戸桜 負けぬ気性は荒磯の

水を浴びたる飾り海老 

エンヤ エンヤこれは あれはさのえ

 

言わずと知れしお祭りの 形(なり)もすっかり そこら中

行き届かせてコブもなく ここでは一つ あそこでは

かしら頭と立てられて ご機嫌じゃのと町内の

家主方も夕日かげ 風もうれしく戻り道

 

じたい去年の山帰り 言うは今更 過ぎし秋

初の一座の連れのうち 面白そうな口合いに

好いたが因果 好かれたも 心に二つはないわいな

その時あいつが口癖に 諦めて何のかのと ありゃ只の人

赤凡夫の我々なりゃこそ 滅法界にまよいやす

お手が鳴るから銚子の変わり目と上がってみたれば

お客が三人 庄屋ぽんぽん 狐拳

とぼけた色では ないかいな

 

引けや引け引け 引くものにとりては

花に霞よ 子(ね)の日の小松

初回の盃 馴染みの煙草盆 お洒落娘の袖たもと 下場の履物 

内裏女郎の召し物 座頭のまわし菖蒲に大根 御神木のしめ縄

 

実にも上なき市川の 栄え三枡の寿の字海老 目出度かりける

 

 

 

11月4日改訂

11月9日改訂

 

(演出の都合上、変更になる場合があります。)

 

 

解 説

清元で通常お祭りというと「申酉」という曲をさすことが多いですが、今回の博多座「お祭り」は今月公演のための特別なメドレーになっております。

 

「申酉」「神田祭」と清元の名作も箇所箇所に入っており、「粋な稲荷」や市川海老蔵丈の屋号「成田屋」「十一代」「海老」の歌詞も散りばめられ華やかな舞台を演出いたします!

(((o(*゚▽゚*)o)))

 

2015.2_kabukiza_kandamaturi.jpg

写真は2015年2月歌舞伎座「神田祭」の写真です。

 

御祭礼の提灯が所々に飾ってあり、とても華やかな雰囲気。

このような場面を想像していただくと良いと思います( ´艸`)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

清元 國惠太夫

こんにちは。くにえです。

 

11月博多座「市川海老蔵特別公演」昼の部「流星」の歌詞&プチ解説を書きました。

 

※夜の部「お祭り」解説はこちらです。

※市川海老蔵公演の記事はこちらです。 

 

浄瑠璃を耳だけでとらえるのはなかなか難しい箇所もございます。

 

 

7~8で読んでいただけると思います。

歌詞をサクッとお読みいただくだけで舞台をより一層楽しんで頂けると思います!

 

是非ともこちらをご活用くださいませ\( 'ω')/ 

 

 

 

 

流 星

 

 

 

解 説

 

 

本名題を「日月星晝夜織分(にちげつせいちゅうやのおりわけ)」といいます。

作詞は河竹新七(のちの河竹黙阿弥)作曲は清元順三で、1859年(安政6年)に江戸市村座で初演されました。ちなみにこの年はあの有名な大老井伊直弼が「安政の大獄」に踏み切り、徳川慶喜を始めとする多くの学者や各藩の有力な人物が処分を下された年です。

 

歴史の勉強などをすると何とも暗い世の中だったイメージですが、庶民の暮らしは相変わらず芝居を楽しんだりと普通の生活を送っていたことも想像できますね( ´艸`)

  

開曲当初は通称を「夜這星(よばいぼし)」と呼んでいましたが、時代と共に風紀を害するということで五世延寿太夫が「流星(りゅうせい)」と変更しました。

 

舞台は七夕の夜に牽牛(けんぎゅう)【彦星のこと】と織女(しょくじょ)【織姫のこと】が年に一度の逢瀬を楽しんでいるところに、流星が天上界に自分の身の回りで起きた事を注進するところから始まります。
 

牽牛織女に流星が話す内容とは、自分の隣に住む雷夫婦の喧嘩のことでした。 

 

ある日、父雷が雲から落っこちてしまい、端唄の師匠のところに居候します。居候中に聞いて

覚えた端唄混じりの雷を天上界に戻っても、つい鳴らしてしまいます。
その様子に呆れはてた母雷と夫婦喧嘩になってしまうのです。
子雷や隣の婆雷が仲裁に入りますが、いっこうに収まりません。

 

はたして夫婦喧嘩の結末はどうなったのでしょうか?

 

歌詞の中に当時流行歌だった「端唄」や伝染病として蔓延した「コロリ(これら)」など、
当時の世相がよく反映された傑作です。

また「丸い世界」という歌詞も出ます。当時から既に世界は丸いという知識が当たり前だったようですね!

 

そしてキーワード「夫婦喧嘩」。

これもいつの時代も変わらず・・・(笑)

 

一人の立ち方が「父雷」「母雷」「子雷」「婆雷」を瞬時で踊り分けます。

見どころ満載、ユーモラスたっぷりの舞台を是非ご覧ください!(*^▽^*)

 

 

実は2009年12月に流星の清元の演奏のみの動画をYoutubeにアップしております。

今回の舞台とは曲の構成が違いますがお聞きくだされば幸いです。

國惠太夫blog「清元「流星」について」にYoutubeのリンクがございます(∩´∀`)∩

 

 

 

歌 詞

 

※今回は役柄によって歌詞の色を変えてみました。

父雷」「母雷」「子雷」「婆雷


それ銀漢と唐詞に 連ぬる五言七言の

かたい言葉を柔らぐる 深くも願う夫婦星

 

流星「御注進 御注進」

 

呼ばわる声も高島や 飛んで気軽な流星が 

丸い世界へ生まれしからは 恋をするのが特鼻褌(とくびこん) 

寝るに手まわし宵から裸 ぞっと夜風にハッハッハッ ハックサメ 

彼奴が噂をしているか エエ畜生めと夕闇を 足も空にて駆け来たり

 

牽牛「様子はいかに」

流星「ハハーッ さらば候そろそろと 三つ合わせてさん候」

 

およそ夜這いと化け物は 夜中のものに宵の内 

とろとろやろうと思いのほか 一つ長屋の雷が 夫婦喧嘩の乱騒ぎ 

聞けばこの夏流行の 端唄の師匠へ落っこちて

気は失なわねど肝心の 雲を失い居候

そこで端唄を聞き覚え この天上へ帰っても つい口癖になるときも 

ごろごろごろごろごろごろ エエごろごろごろ 

聞く女房は呆れ果て マッコレそんなのろけた鳴りようでは 

恐がるお臍で茶を沸かそう 鳴るなら大きな声をして 

ゴロゴロゴロ ピカピカピカ ゴロゴロゴロ ピカピカピカ

ゴロゴロ ゴロゴロ ゴロゴロゴロゴロ ゴロゴロ・・・・・ピシャリっと

鳴らねばさまを付けられぬ と言えば

亭主は腹を立て それは昔の雷だ 

大きな声で鳴らずとも 粋に端唄で鳴るのが当世

それがいやなら 出て行きゃれ 

なに出て行けとえぇ 

オオサッ 角を見るのも アァ厭になった

 

我がものと思えば軽ろし傘の雪

 

我がもの故に仕方なく 我慢をすりゃあつけ上がり 

亭主を尻に引きずり女房 サア恋の重荷の子供を連れ きりきりと出て行きゃれ 

いえいえここは私の家 

お前は婿の小糠雨 傘一本もない身の上 

汝そうぬかせば了簡がと 打ってかかるを

ゴロゴロゴロ

ゴロゴロゴロと鳴る音に

傍に寝ていた小雷 コヨコヨコヨと起き上がり 

コレ父さん可哀想に母さんを

背負った太鼓じゃあるまいし 何でそのようにたたくのじゃ

堪忍してとコヨコヨコヨ 

かかる騒ぎに隣りから 婆雷が止めに来て 

マママこれ お前方はどうしたのじゃ 夫婦喧嘩は雷獣も 

喰わぬに野暮を夕立は どんな太鼓の八つ当たり 出て行との一声は 

 

月が鳴いたか時鳥 いつしか白む短夜に まだ寝もやらぬ手枕や 

 

アレおなるさんもくよくよと 

愚痴なようだが コレマ泣いているわいな 

端唄に免じて五郎介どの 了簡見してとゴロゴロゴロ 

いえいえ私しゃ 打たれたからは 了簡ならぬとゴロゴロゴロ 

ならずば汝とゴロゴロゴロ 

父さん待ってコヨコヨコヨ 

これはしたりとゴロゴロゴロ 

止めるはずみに雷婆 ウーンとばかりに倒るれば 

こりゃころりではあるまいか

医者よ針医と立ち騒げば 

入れ歯の牙を飲み込んで 胸につかえて苦しやと 

 

言うにおかしく仲直り 夫婦喧嘩のあらましは

かくの通りと手ぬぐいで 汗を拭うて至りける

浮かれ浮かるる足の下 撞き出す鐘は浅草か

雲の上野の明け六つに 南無三夜明けに この姿(なり)では

 

流星「ハヤおさらば」

 

虚空はるかに(失せにけり)

  

 

(演出の都合上、変更になる場合があります。)

 

 

 

 

image.jpeg

写真は2016年7月歌舞伎座で上演された「流星」の写真です。

天上界の雲がとても映えるセットです。

今回とは違うと思いますがイメージを膨らませて下さいませ!(≧▽≦)

 

 

 

 

 

 

 

清元 國惠太夫

市川海老蔵特別公演in博多座

| コメント(0) | トラックバック(0)

こんにちは。くにえです。

 

来月、11月に博多座に於いて「市川海老蔵特別公演」が開催されます。

 

 

2020.11_hanataza_chirashi.jpg

(クリックすると大きく表示されます)

 

11月11日(水)~25日(水)の全公演、昼の部「流星」夜の部「お祭り」に出演させていただく予定です。

 ※昼の部は18日休演。夜の部は13日、16日、19日、22日休演です。

 

 

コロナ禍の中で久しぶりの東京以外での公演出演です\( 'ω')/

 

 

よろしくお願いいたします!

 

 

 

 

 

 

 

 

清元 國惠太夫

こんにちは。くにえです。

 

本日、九月大歌舞伎第二部「かさね」が無事千穐楽を迎えました!

 

2020.9_kabukiza_sensyuuraku.jpg

千穐楽、大入りを頂戴いたしました!

 

 

 

2020.9_kabukiza_kasane_butai.jpg

当月の「かさね」の舞台です。

 

 

7日、17日の休演日を挟んでの24日間興行。

毎回多くのお客様が足を運んで下さり、たくさんの拍手を力に私も一隅より勤めさせていただきました。

心より御礼申し上げますm(__)m

 

 

歌舞伎座に出演させていただき、毎日コロナ禍で緊張しておりましたがやはり舞台はくにえにとって至上の喜びです。

 

来月以降も歌舞伎座は上演予定です\( 'ω')/

変わらぬ御贔屓をお願いいたします。

 

 

今後とも演劇界、歌舞伎界、清元、そして國惠太夫を(笑)

宜しくお願い致しますm(_ _)m

 

 

 

 

 

 

 

 

清元 國惠太夫

プロフィール

清元國惠太夫プロフィール

2020年11月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

アイテム

  • F89BD9E9-080F-4C10-835E-53EEAEE5809C.jpeg
  • F50393FA-D247-4482-AA60-7EDC512B9B91.jpeg
  • F0D6C92E-CB09-4A7F-9DCB-7A51BD08259F.jpeg
  • 2020.11_hanataza_chirashi.jpg
  • 2020.9_kabukiza_sensyuuraku.jpg
  • 2020.9_kabukiza_kasane_butai.jpg
  • 2020.8.28_NHK_radio.jpg
  • 2020.8_kabukiza_yoshinoyama.jpg
  • 2020.9_kabukiza_chirashi.jpg
  • 2020.8_kabukiza_syonichi_kunie.jpg
OpenID対応しています OpenIDについて
Powered by Movable Type 5.2.7