歴男2

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こんにちは。くにえです。

 

ここ一週間で相当冷え込みましたね。
秋の紅葉を見に行くことなく冬に突入してしまいました(汗)

そんな寒い日は暖かい部屋で本を読むのもいいですね。

 

めんどくさがりな僕でも本を読むんですよ(笑)

前にも触れましたが歴史好きの僕は、専ら歴史小説を愛読します。
吉川英治さん、山岡宗八さん、隆慶一郎さん、推理小説で有名な松本清張さんも武田信玄公の歴史小説を執筆していらっしゃいます。


しかし何といってもキング・オブ・歴史小説家は、司馬遼太郎さんでしょう!


僕が歴史小説を読み始めたきっかけは、司馬遼太郎氏の著作を読ませていただいたからなんです。
氏が特定の人物を題材に執筆する時は、神田神保町の古本屋街からその人物の関連書籍が一切無くなるほど資料を集めてから書くそうです。

「生き字引」と言われる所以はこういうところにあるんですね!

 

我々の想像する歴史の有名人は、司馬遼太郎氏の描く主人公のイメージがそのまま人物像になってしまうほど絶大な影響力や人気があるようで、例えば「竜馬が行く」を読んだ僕のイメージでは、

坂本竜馬と言えば危険な場面もなんなくすりぬける身軽な体躯の持ち主でした。

しかし、実際には身長180cmの、当時では稀な大柄な人物だったそうです。

 

同じように小説の内容と実際の文献とが合わないケースが多々あるそうですが、そもそも歴史上の人物ですし、現代では実際に会っている人間はもういないわけです。

僕のような読者は難しいことを考えずに、只々司馬氏の作品を楽しめば良いのかもしれませんね!

 

それにしても、文献に残るような史実が、司馬さんのフィルタを通すことによって蘇り、生前以上に輝きを増して読者に感動を与えるというのは、ものすごいことだと思います。表現者の端くれとして、とても憧れますね。


 

清元 國惠太夫