こんにちは。くにえです。
「最近、若者の日本語がおかしい」
などとよく聞きます。言葉をすぼめたり、語尾を上げたり・・・。
僕も言葉によっては違和感を覚えることがあります。
しかし、気が付けば自分も知らず知らずのうちに使ってしまっています(汗)
私が日ごろ語る清元は、古いものでは数百年前の日本語を使っています。当時の流行した出来事や商品などが、掛け言葉として歌詞におり混ぜてあるんです。
昔の言葉だと所々意味の通じないモノがあったり、同じ字面でも意味が変わってきているものがあったりして直感的に分かりにくいのですが、さらに言葉が分からないように分からないように掛け言葉にしてあるんですよね。
(同時は分からないようにすることが作詞の美学だったのです)
余計分からなくなりますよね(汗)
職業柄、そんな風に昔の言葉に触れたりする一方、今現在の言葉も使ったりすることで、言葉の意味や定義みたいなことを考えることが多いのですが、結論としては時代時代で言葉が違っていても良いのではないかと思っています。
世相で服装が変わったり生活スタイルが変化したりするように、言葉だって変化するのは当然ですよね。最低限の節操は緩んではいけないということで、要所を抑えれば問題ないのだと思います。
何が要所で何がそうでないかを知るためにも、古き良き日本を知ることが必要ではないかと考えており、皆様がそういった拡がりを持っていくことができるように、清元を通してお手伝いできればと考えています。
清元 國惠太夫
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