四季三葉草 プチ解説&歌詞

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こんにちは。くにえです。

 

今回は清元「四季三葉草」のプチ解説と歌詞をお送りいたします。

 

 

この記事は6~7分ででお読みいただけます。

 

 

 

四季三葉草(しきさんばぞう)

 

 

解 説

 

開曲は1838年(天保9年)夏。

素浄瑠璃として作られたために本名題はありません。

 

作詞者は三枡屋二三治(みますやにそうじ)、作曲者は二世清元斎兵衛。

二世清元延寿太夫が初語りをしたと言われています。

 

名前の読み通り「式三番叟」の歌詞を四季の草花の名前と語呂を合わせして作られました。

 

冒頭部分には謡曲(能)の「翁」を引用して重厚感を演出します。

ちなみに

「とうとうたらり たらりら たらりあがり ららりとう」

これが冒頭部分の歌詞なのですが日本語ではない感じがします(;'∀')

 

調べると歌詞のルールには諸説ある様です。

 

・チベット地方(サンスクリット語)をそのまま引用した説

・仏教のお経を引用した説

・笛の楽譜説

などなど

 

現在でもいくつか説があるようです。

 

実際曲に「」「」「」「」のパートがございますので、下記の歌詞に色を付けておきたいと思います(/・ω・)/

 

歌 詞

 

とうとうたらり たらりら たらりあがり ららりとう

ところ千代まで 変らぬ色の みどりたつ春 まつの花

曽我菊の名も翁草 そよやいづくの花の滝

玲々と落ちて水の月 素袍(すおう)の袖も千歳(せんざい)の

梅が香慕とう うぐいすも 初音床しきわが宿の 竹も直なる一節に

うつして四季の三葉草 立舞う姿いと栄(は)えて

桃は初心に柳はませた 風の縺れ(もつれ)に解けかかる こちゃ海棠(かいどう)つぼみのままよ

うら山吹に若楓 藤色衣 主とても かざす袂の桜狩 その盃の数よりも

 

おおさえ おおさえ 喜びありや 喜びありや 幸ひこころに任せたり

 

千早振る神の昔に あらなくに 卯の花垣根白浪の 渚の砂(いさご)さくさくとして

あしたの花の富貴草

女子ごころは芍薬(しゃくやく)に 思うたばかり姫百合の まだ葉桜も染めぬのに 

そりゃあんまりな梨の花 気も石竹に軒の妻 菖蒲も知らで折添へて いつか手生けの床の花

元の座敷へおもおもと お直り候らえ ようがましや さはらば一枝参らしょう そなたこそ

君が由縁の色見草 うつろう水に杜若(かきつばた) 池のみぎわに鶴亀の 縁し嬉しき踊り花

 

女郎花 宵の約束小萩が許で 尾花招けば糸薄(いとすすき)通ふ心の百夜草(ももよぐざ)

こちゃこちゃ真実 愛おしらし そうじゃいな しほらしや

時雨の紅葉寒菊や 水仙清き枇杷の花 花の吹雪のサラサラさっと

山茶花や 恵みに花の勲しは 千代に八千代の玉椿

眺めつきせぬ花の時 今も栄えて清元の 治まる家とぞ祝しける

 

 

参考資料
清元全集 清元集 清元五十番

 

 

 

 

 

 

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youtube_kiyomotopockets_shikisanbasou.jpg 

(画像をクリックするとYouTube「四季三葉草」に飛びます)

 

 

 

 

また

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清元 國惠太夫

 

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