こんにちは。くにえです。
今日無事に二月大歌舞伎の千秋楽を迎えました!
くにえも最後まで務めることができました。ありがとうございます。m(_ _)m
筆屋幸兵衛の舞台裏です。
今回のお芝居は大政奉還が成った明治初期の元士族のお話です。
士農工商の無くなった世の中で職を失い、筆を作ることを生業とした貧しい家族と町内の人々の人情物語です。
別角度から。
この筆屋幸兵衛を清元では「他所事浄瑠璃(よそごとじょうるり)」と言いまして物語と付かず離れずの内容を演奏します。
写真で御簾がかかっているのがご覧頂けると思います。
(御簾の向こうでは既に幕が開いていてお芝居が始まっています。)
我々は舞台下手に位置し御簾が上がると同時に演奏を始めます。
幸兵衛宅の隣の裕福な家庭で誕生日の祝いに清元が聞こえてくるという設定で
清元を聞きながら自分たちとの貧福の差を嘆くという観客の皆様がすすり泣く事の多い見せ場の一つです。
清元 國惠太夫
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