【ふだん話さない】レアな?Q&A その1

こんにちは。くにえです。

 

昨年体験授業をさせていただいた大田区立大森第三中学校で、今月の28日に1年生の生徒さんが

「職業講話」の授業を受けられるそうで、くにえも講師として出席することになりました。

 

~昨年の体験授業より~
http://kuniedayu.com/blog/2010/03/school-1.html

 

生徒さんが25~30人のグループに分かれ、それぞれ興味のある職業の講師から話を聞くことで、

将来について考え、働くことへの理解を深めるということが目的とのことです。

 

そんな良い機会を与えていただいたので清元について存分にお話してこようと思うのですが、

仕事の意義や内容など、普段なかなか話すことのない内容ですので、事前に記事として

公開することにしました。

 

今回の記事から全3回に分け、質問に答える形式でまとめさせていただきたいと思います!


 

 

 

■ 仕事内容

歌舞伎や日本舞踊には三味線音楽(古典音楽)が欠かせません。
主に浄瑠璃(唄)と三味線、鳴り物(笛や鼓など)で構成されています。

この三味線音楽には演目によって流派が存在し、その1つに清元節があるわけです。

簡潔に言いますと、歌舞伎や日本舞踊の舞台、テレビ、ラジオ等で清元の曲を演奏することが

くにえの仕事です。


 

■ なぜこの仕事に進んだのか?

父は日本舞踊家で、くにえも幼少の頃より日本舞踊に触れており、日本舞踊家を目指していました。
舞踊をする上で曲を知っていることはとても重要で、舞踊曲のジャンルの1つである「清元節」を
習いはじめたことがきっかけです。


始めてみると興味深く、師匠の教えも次第に厳しいものになっていき、
プロとして「清元」を追及したくなったことが仕事としての道に繋がりました。


因みに私は15歳で入門、20歳の時に清元國惠太夫の名前をいただきました。


 

■ この仕事をしてよかったこと

よかったこと

習い始めたら興味深かったと前述しましたが、清元節は江戸時代後期より200年の歴史があります。
くにえは歴史が大好きですが、清元節には当時の世俗を織り交ぜた曲が多く、
歴史書では残されない「一般庶民の生活や匂い」を知ることができることが、
この仕事をしていてよかったことの1つです。

また、それをエンターテイメントとして皆さんに伝える機会を与えられていることも、
この仕事をしてよかったと思うことです。

 

 

 

つづく・・・


 

 

清元 國惠太夫