2010年2月アーカイブ

こんにちは。くにえです。

 

昨日2月21日に清元三味線の人間国宝である清元榮三師のリサイタルが

紀尾井小ホールで開かれ、くにえも末席に加えていただきました。

 

多くのお客様がいらっしゃり、とても賑わっていました。

 

このホールのある紀尾井町は四谷、赤坂、永田町に囲まれた東京でもど真ん中の町です。

 

町の名前の由来は御三家紀州徳川藩屋敷、御三家尾張徳川藩屋敷、彦根井伊藩屋敷がありました。

 

カンの鋭い方はお分かりと思いますが、州・張・伊の文字を合わせて「紀尾井(きおい)」なんです!

 

また、明治新政府の立役者・大久保利通がこの紀尾井町の清水坂で暗殺されています。

 

話は戻りますが、紀尾井ホールは250人の客席があり、舞台もとてもきれいです。

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いつかこんな所でやのくら音楽会を開催し、多くの皆様に楽しんでいただきたい。

くにえの夢です。

 

 

清元 國惠太夫

 


歌舞伎興行の「冠」

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こんにちは。くにえです。

 

今日も相変わらず寒いですね。雪もチラついていたりします。

 

雪が降ると趣があって大変よいのですが、
体感温度よりも寒く感じるのが難点ですね。ブルブル。

 

今夜あたりも降るんじゃないですかね~(汗)


 

今日は歌舞伎興行の冠について少しお話したいと思います。

よく「〇月〇〇大歌舞伎」なんて見かけたりすることがあると思います。
      ↑

この〇〇のことを「冠(かんむり)」といい、これによって内容を少し分別することができるのです。

 

例えば「花形歌舞伎」といえば、人気や注目されている役者、一座の代表者「花形役者」が出演します。

 

役者が名跡を継ぎ、お披露目する場合は「襲名興行(歌舞伎)」と言って、演目のほかに役者が観客の前で口上を述べる機会があります。

 

他にも、

 

◆「吉例顔見世興行(歌舞伎)」
吉例(きちれい)とはめでたいしきたりの事で、かつては各座の役者が混ざって、新たな顔ぶれで芝居を催すこと。現在は11月の歌舞伎座と12月の京都南座にて吉例として催されている。

◆「追善興行(歌舞伎)」
今は亡き名俳優の回忌に催す。

◆「通し狂言興行(歌舞伎)」
義経千本桜、忠臣蔵など、昼夜合わせて一つの内容を場面を変えて物語る。

 

などがあります。

 

 

さらに、時節を冠するものもあります。

 

◆「新春大歌舞伎」
新春、正月に催す歌舞伎。

◆「納涼大歌舞伎」
古くから夏の暑い時期に催す歌舞伎。四谷怪談などの怪奇ものの演目が多い。

 

特殊なものとして、現在歌舞伎座は「さよなら公演(御名残興行)」と、今年の4月いっぱいで一先ず幕を下ろす歌舞伎座のことを冠にしています。

 

何にせよ、お客様の興味を引くものを冠にして興行を打つんですね。
今で言うところのキャッチコピーのようなものです(笑)

 

歌舞伎をチェックしたときは、是非冠にも注目してみてください。


 

清元 國惠太夫

こんにちは。くにえです。

 

今日は神保町の「らくごかふぇ」にて「たけへいせい Vol.2」を見ました。

出演の笑福亭瓶成さん、噺もフリートークも相変わらずキレてましたよ(笑)

 

そのフリートークで観客からアンケートを取って、ネタにして話すコーナで、
ありきたりな僕の答えをイジってくれまして、一瞬共演出来ました!

 

感動っす!


このところ僕も人前でしゃべる機会が増えてきまして、瓶成さんの話術を是非習得したいと思う

今日この頃です(汗)

 

 

話は変わりまして・・・・・・。


2010年2月13日(土)の午前11:00から50分間、NHK FMラジオ 邦楽百番に出演しています。
※再放送2010年2月14日(日)午前5:00から(←っていうか朝早くねー?!)

 

「落人」

(浄瑠璃)清元清寿太夫 清元栄志太夫 清元一太夫 清元國惠太夫

(三味線)清元志寿朗 清元志寿造 清元志一朗

 

「卯の花」

(浄瑠璃)清元清寿太夫 清元栄志太夫 清元一太夫 清元國惠太夫

(三味線)清元志寿朗 清元志寿造 清元志一朗


 

出演といっても僅かですが、耳で探してみて下さいね(笑)


 

清元 國惠太夫

こんにちは。くにえです。


 

先日開催させていただきました第7回やのくら音楽会も、昼夜共に超満員のお客様にご来場いただき、無事終演をむかえさせていただきました。

 

本当にありがとうございます。

 

ただ、終演後にご挨拶させていただきましたとおり、我々をずっと支えてくださった「柳庵・燕座」オーナーの大東稔さんが昨年末にお亡くなり、あの会場で開催させていただくことが今回限りとなってしまいました。

今回の開催にあたっても、ご遺族の皆様のご好意で貸して頂きました。


 

日本情緒漂う、温かい雰囲気の燕座で、最後の最後まで我々はお世話になりました。

感謝の気持ちでいっぱいです。

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そんな中、ふと今までのSou-Zou工房四季の活動を思い返してみました。

◆第1回 やのくら音楽会 2008.6.8   「水」  

     演目 再栄四季彩 三社祭 清海波 酔姿奴感謝

 ◆七夕 TeaParty At wacha 2008.7.7 

     演目 流星

 ◆第2回 やのくら音楽会 2008.8.17  「花鳥風月」  

     演目 再栄四季彩 鳥さし 玉兎 酔姿奴感謝

 ◆第3回 やのくら音楽会 2008.11.9  「ちいさい秋、見つけた」  

     演目 再栄四季彩 六玉川 雁金 酔姿奴感謝

 ◆第4回 やのくら音楽会 2009.2.22  「冬から春へ」  

     演目 三千歳 喜娘恋摘善日成 酔姿奴感謝 

 ◆晋の会(第14回)(ゲスト) 清元へのおさそい 2009.3.19 

     演目 流星

 ◆国立大劇場 吉蝶会 2009.4.11  

     演目 改作・酔姿奴感謝(舞台化)

 ◆神田明神 祭礼(ゲスト) 2009.5.10  

     演目 神田祭

 ◆第5回 やのくら音楽会 2009.6.14 「五節句、言えますか?」  

     演目 改作・酔姿奴感謝 喜娘恋摘善日成 流星

 ◆第6回 やのくら音楽会 2009.10.4  「恋はく・せ・も・の」  

     演目 権九郎 (お話)遊郭の女たち 再栄四季彩

 ◆第7回 やのくら音楽会 2010.2.7  「神々の国 ニッポン」  

     演目 種蒔三番叟 (お話)八百万の神と日本人 彌榮壽奏七福


 

この2年弱で様々な活動を行なって参りました。

やのくら音楽会を思えば、燕座や大東さんがいらっしゃったからこそ始めることが出来たと思います。

 

大東さん、大変お世話になりました。
舞台は変われど、熱意変わらず、精一杯励んでゆきたいと思います。

 

最後の燕座でご視聴いただきました皆様、また当ブログを閲覧してくださっている皆様におかれましても、

今後ともご贔屓賜りますよう、お願い申し上げます。


 

清元 國惠太夫

やのくら音楽会 御礼

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こんにちは。くにえです。

 

日付は変わってしまいましたが、本日はお寒い中、ご来場賜りまして誠にありがとうございました。

 

お蔭様を持ちまして昼夜共に超満員のお客様にご来場いただきました!

 

諸事情によりましてお客様には多大なるご迷惑をお掛けしましたことをお詫び申し上げます。

今後も末永くご愛顧いただきます様、よろしくお願い致します。

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清元 國惠太夫

こんにちは。くにえです。

 

さて、いよいよ第7回やのくら音楽会まであと2日と迫ってまいりました。


この期間が一番ソワソワするんです(笑)


お蔭様をもちまして、ご予約により昼の部・夜の部、共に満員御礼でございます!

 

今回もまた、多くの方々にお越し頂く運びとなりまして、感謝の気持ちで一杯です。

 

お越しいただく皆様に質の高い演奏をお聴かせできるよう、頑張ってまいります。

 

本当にありがとうございます!!!!


 

 

清元 國惠太夫

こんにちは。くにえです。

先日はいきなりの雪。一面が白くなるなんて、東京では珍しい量の雪でしたね!
びっくりです(笑)


いよいよ今週末に迫った「第7回やのくら音楽会」ですが、
直前の曲紹介第2弾としまして、新作「福くらべ」についてお話いたします!


この曲は出来たてホヤホヤで、今度のやのくら音楽会が初演になります!

 

本名題を「彌榮壽奏七福(いやさかことほぐきそうしちふく)」といいます。

 

内容は七人の神様にそれぞれキャラクターや因果関係をつけて製作したコミカルな曲です。

 

是非お楽しみ下さい!!!

 

 

福くらべ


作詞 川青 二八(かわせい ふたば)  作曲 清元 延美雪

 

實に山の険しきこと 懸河渺々荘厳な 岩にしぶとく松の根の 
また 嵐と見まごう風に同じく 誰が言おう 七福神
現れ出でたる七人の ありがたいタイ騒がしく 奏でる枝に 舞う花びら 
恵比寿大黒福禄寿 布袋寿老に毘沙弁財 処々の縁を語るらん
竿を担いだ恵比寿さん 大漁追福めでたしと 振るう釣竿垂れる糸
コクリコクリと船こぐ待ち引きに 小槌を持った大黒さん 
そろりそろりと近づいて 垂れる頭の恵比寿めに こずく小槌でいたずらに
痛む恵比寿に 笑ろう大黒 言い争いしその時に 撓る竿さき物凄く
慌てふためき共々の 握る手と手で上がる竿 大きな鯛やめでたいや
言うにおかしく仲直り 鯛を抱えて恵比寿顔

「中も良い良い兄弟の」
「福禄寿と」
「寿老人」

故郷(くに)は遥かな天南星 また行きたや帰りたや 積もる心もいたずらに
頬をつたるる流れ星 手に手をつなぐ温もりも いっそ思いを募らせる
寂し悲しや偲ばしや 大粒涙が共々の 衣を濡らす星梅鉢 決意を固めお互いに
羽ばたく鶴と駆ける鹿 化身となりて目指し星 囁く風がまどろみし
背中合わせに夜の夢

琵琶の音の聴く艶姿 紅一点の弁財天 取り巻く布袋毘沙門の
華を競むるあらましは 四兄弟の末の末 越後の龍も御贔屓の 天下無双の槍舞を 
鼻に掛けたる武姿 唐代轟く太鼓腹 腹もそなたの弥勒かな 袋に忍ぶ堪忍の
度量と天の丈比べ 太鼓と槍とが俳優の 揃う互いの俳くらべ 甲乙撞けぬ時の鐘
右に毘沙門左に布袋 仲を諌める水神の せせらぐ川に流し舟 乗り入る顔の夕日染め

寿ぐ舟に集まりし 恵比寿大黒福禄寿 布袋寿老に毘沙弁財 喜びありや吉日の
五穀豊穣商売繁盛 無病息災吉祥成就 弥栄めでし末までも 賑々しくも参りける