清元定紋「花瓢箪(はなびょうたん)」

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こんにちは。くにえです。


国旗ってありますよね。

 

色や形だけでなく、動物や太陽など具体的なモノが描かれている場合もあります。
その国の宗教や信条、文化、思想などが盛り込まれて、1枚1枚成っているものです。

 

日本国の国旗はご存知「日の丸」ですが、またこの日の丸が粋だと思いませんか?!

白地の中央に赤丸が一つ。幼稚園の運動会で手作り国旗を作って飾っていましたが、
日の丸が圧倒的に多かったと記憶してます(笑)

 

単純で、かつインパクト抜群ですね。


そもそも「日の丸」は西暦700年頃、遣唐使を現在の中国に派遣している時代に
「日像」として掲げたことが最初とされています。
「日出づる国」として太陽は象徴だったんですね!

 

明治のはじめに憲法で制定されたことにより、正式に日本の国旗として決まり、シンボルとなりました。


話は小さくなりますが、会社や学校にもシンボルマークやロゴというものが存在します。

 

我々清元にもシンボルマークがあるんです。
こちらの業界では「定紋(じょうもん)」と呼びます。

清元は「花瓢箪(はなびょうたん)」という定紋で、瓢箪の花を縦にスパッと切った側面を表しています。

2009_12_4_hanabyoutan.gif

(画像は紋付からスキャンしたもので少々見づらいですが・・・(汗))

この「花瓢箪」は明治時代のころ、五世家元 清元延寿太夫が定めたものとされています。

以降、百数十年、高輪清元の定紋として今に伝えられているものなんです。

清元 國惠太夫