清元について その1

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こんにちは。くにえです。


最近外はすっかり涼しくなってきましたね。お風邪など、体調管理は大丈夫でしょうか?
インフルエンザも流行ってますし、帰宅したら手洗いとウガイをきっちりと!


といいつつ、実は私が不調気味です(汗)


ところで...

 

皆様は「清元」というものをご存知でしょうか?
恐らく私を通して知るまで、名前すら聞いたことがないという方が多いでしょう(泣)

いいんですよ。実際私の友人のほとんどが知りませんでしたから(大泣)

 

「清元」とは、江戸時代後期(1814年)に浄瑠璃音楽として派生しました。創始者は初代・清元延寿太夫です。浄瑠璃系では一番新しいものなんです。

 

「浄瑠璃(じょうるり)」。

 

この単語は日本の古典音楽に欠かせないものです。

日本古典音楽の声楽は、大きく「語りもの」「唄いもの」の二種類に分類され、浄瑠璃は「語りもの」に属します。

 

「唄いもの」は歌詞よりも全体の音楽性を優先する傾向を持つことに対し、「語りもの」は本来、歌詞の意味内容を伝達することに重点をおき、旋律やリズムの変化をつける傾向にあります。


簡単に表現しますと、

  「唄いもの」=ポップス(リズミカル)
  「語りもの」=ジャズ (ルーズ)

といったところでしょうか。

 

しかし時代や派生によってお互いの要素を取り入れている部分もあり、とても曖昧でもあります。
因みに「國惠太夫」の「太夫」は浄瑠璃の唄い手のことを指すんですよ。


大まかに清元を説明しますとこんな感じです。ただ、あくまでも清元は音楽なので、言葉で表すより耳で聞いて、目で見て、肌で感じていただくのが最もよいと思います。

 

清元については、これから何度か説明して行きたいと思います。


清元 國惠太夫